日産、エンビジョングループにバッテリー事業を譲渡

自動車 ビジネス 企業動向
日産リーフのバッテリーモジュール(オートモーティブエナジーサプライ製)
日産リーフのバッテリーモジュール(オートモーティブエナジーサプライ製) 全 1 枚 拡大写真

日産自動車は8月3日、日産が保有するバッテリー事業およびバッテリー生産工場を、再生可能エネルギー事業者であるエンビジョングループに譲渡すると発表した。

エンビジョンは、日産自動車の子会社で高性能リチウムイオンバッテリーの開発・生産を担うオートモーティブエナジーサプライ(AESC)や、北米日産会社が保有するスマーナのバッテリー生産事業、英国日産自動車製造会社が保有するサンダーランドのバッテリー生産事業を譲り受けることで合意。エンビジョンは、日産の追浜や厚木、座間にあるバッテリーの開発や生産技術部門を取得する。

なお、エンビジョンへの経営権移転後も、AESCおよび追浜、厚木、座間にあるバッテリーの開発や生産技術部門、さらに米国スマーナと英国サンダーランドのバッテリー生産工場に勤務する全従業員は引き続き雇用。また、新会社の本社および開発拠点は引き続き日本に置く予定だ。

日産は、第一段階としてAESCの株式のうち、NECおよびNECエナジーデバイスが保有する49%を取得することでAESCの全株式を取得。NECは同日、同社の保有するAESC株式を日産に譲渡するとともに、バッテリーおよび電極の開発・製造を行う子会社NECエナジーデバイスをエンビジョンに譲渡することを発表している。

エンビジョングループへのバッテリー事業譲渡は、AESCの日産100%子会社化およびエンビジョンによるNECエナジーデバイスの全株式の取得等が条件。今後、労働組合との協議や規制当局の承認を経て、2019年3月29日までに完了する見込みだ。なお、今回の株式譲渡契約では、日産が新会社の株式または持分の25%を保有することで合意している。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る