追越車線で立ち往生していたクルマに後続のトラックが衝突、4人が死傷

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単独事故を起こし、追越車線を塞ぐように立ち往生していた乗用車に対し、トラックが衝突する事故が起きた。この事故で男性4人が死傷、女性1人にケガはなかった。

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9日午前1時55分ごろ、埼玉県三郷市内の常磐自動車道上り線で、車線を塞ぐように横向きで停車していた乗用車に対し、後ろから進行してきたトラックが衝突する事故が起きた。乗用車の4人が死傷している。

埼玉県警・高速隊によると、現場は三郷市仁蔵付近で片側3車線の直線区間。乗用車は直前に単独事故を起こしたとみられ、第3車線(追越車線)に横向きで停車していたところ、後ろから進行してきたトラックが避けきれずに衝突した。

乗用車は中破。乗っていた宮城県仙台市内に在住する男女5人のうち、18歳の男性1人が死亡、19歳の男性3人が重傷を負った。19歳の女性1人にケガはなかった。トラックを運転していた東京都葛飾区内に在住する59歳の男にもケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。1人死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

乗用車に乗っていた5人は仙台から東京方面へ向かっていた。車外ではねられた可能性もあり、警察では運転者の特定を急ぐとともに、女性からも事情を聞くなどして、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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乗用車は単独事故を起こしていたとみられ、トラックが突っ込んできたことで死傷した4人は車外に出て被害状況の確認をしていた可能性があるという。警察では4人がはねられた位置の特定を進め、事故状況の解明につなげる方針だ。

《石田真一》

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