スズキ、中国四輪市場から撤退へ 長安汽車との合弁解消

自動車 ビジネス 海外マーケット
長安鈴木(webサイト)
長安鈴木(webサイト) 全 1 枚 拡大写真

スズキは9月4日、中国・長安汽車との合弁事業を解消、長安鈴木のスズキ保有株式50%分を長安汽車に譲渡することで合意したと発表した。

長安鈴木は、1995年5月の生産開始以来、スズキの車作りのノウハウを用いながら、中国市場に、手頃な価格で買うことの出来る車作りを目指してきた。『アルト(奥拓)』など、小型車を中心に事業を展開してきたが、近年、中国ではSUVをはじめとする大型車に人気が集まり、販売が低迷していた。

今回の合意により、スズキは長安鈴木の全持分を長安汽車に譲渡し、長安鈴木は長安汽車の100%子会社として経営を継続。ただし、スズキは長安鈴木に対し、スズキモデルの生産・販売のライセンスを継続する。

スズキの鈴木修会長は、今回の合弁解消について「約25年前に『アルト』を投入し、中国市場の開拓に努力してきたが、中国市場が大型車の市場に変化してきたこともあり、全持分を長安汽車に譲渡することとした」とコメントした。

スズキは今年6月、中国におけるもう1つの合弁会社である昌河鈴木についても、販売不振による合弁解消を発表しており、事実上、中国市場から撤退。今後は主力市場であるインドへ経営リソースを注力していく方針だ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
  5. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る