北海道胆振地方で最大震度7の巨大地震…JR北海道や札幌圏の公営交通が始発から麻痺状態に 9月6日

鉄道 企業動向
閉鎖された小樽駅。
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9月6日3時8分頃、北海道胆振地方を最大震度7の巨大地震が襲った。その影響で北海道全域で停電が発生したため、北海道電力から電力を供給されているJR北海道、札幌市交通局(札幌市営地下鉄、札幌市電)などが始発から運転を見合わせている。

停電は地震発生と同時に起こったため、北海道内の公共交通機関は、独自に非常用電源を持つ旭川空港や帯広空港などを発着する航空機を除いて完全に麻痺状態に陥った。筆者がいた小樽市も、小樽駅が閉鎖され、JR北海道の社員が入口前で運行再開の目途が立たないことをアナウンスしていた。

JR函館本線小樽~札幌間と並行する北海道中央バスの高速バスや、JR北海道バスの普通便も、道路信号が消灯しているため、運行を見合わせており、札幌市と小樽市の公共交通機関は終日運休を余儀なくされる見込みだ。

15時の段階で一部の地域では送電が再開されているものの、今回の地震では、北海道電力最大の火力発電所である苫東厚真火力発電所が大きなダメージを受けているため、北海道内の電力供給が完全に回復するのは1週間程度を要するとされている。そのため、JR北海道の復旧も相当の時間を要しそうだ。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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