ケルヒャーのロードスイーパーは4WSを超えるボディ中折れ操舵:普通免許で運転OK

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ケルヒャー MIC42:新型シティクリーナー
ケルヒャー MIC42:新型シティクリーナー 全 13 枚 拡大写真

日本法人設立30周年となるケルヒャージャパンが、都内にて業務用から家庭用製品と新製品の発表・展示会を開催した。屋外会場には、同社のロードスイーパーの展示もあった。

【画像全13枚】

ケルヒャーといえば、カーオナーとしては洗車にも使える高圧洗浄機のメーカーという認識だろう。もともとは業務用の床洗浄機などを扱っており、いまでもビジネスのおよそ半分は事業者向けの清掃・洗浄機器だ。汎用の業務用高圧洗浄機だけでなく、工作機械が出す金属くずの掃除機や、タンクローリーのタンク内部洗浄システムなども作っている。

そして、同社では「シティクリーナー」と呼んでいる汎用の小型車両も開発・販売している。通常はスクレーパーとスイーパー(ブラシ)を取り付けて、道路などの掃除を行うため「クリーナー」の名がつくが、アタッチメントを交換すれば草刈、除雪など多目的車両となる。

展示してあったのは、MIC42と呼ばれる新型のシティクリーナー。およそ42PSのディーゼルエンジンを搭載する。排気ガス規制はEPA Tire4に対応する。一人乗りでコンパクトだが、集めたごみなどを収納するコンテナ(800リットル)がけん引車のような後輪にセットされる。このままだとけん引免許がないと運転できそうにないが、けん引のジョイントに見える部分は、中折れ式のボディの可動部分、つまりステアリング機構なのだ。

そのため普通免許でも運転可能な車両だという。キャビンは両側ドアで乗り降りがしやすい。コックピットにはドリンクホルダーやUSB充電ポートなども付いている。ブラシなどの操作に慣れないドライバーのため1ボタンでブラシの上げ下げも可能だ。

雪国向けには、除雪プラウ、ラッセルなどいくつかのバリエーションがある。中折れボディは小回りがきき、回転半径は97センチ。

じつはEV化の開発も進めらているが、いまのところ車両とアタッチメントの駆動、吸引装置などを含めると、搭載するバッテリーのコストがネックになっているという。技術的に大きな問題はないというので、ダイソンがEVを開発しようとする時代だ。ケルヒャーの電動シティクリーナーにも期待したい。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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