信号無視などの危険運転映像を抽出する技術 三井住友海上火災がスタートアップと共同開発

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赤信号シーンでの自動抽出イメージ
赤信号シーンでの自動抽出イメージ 全 3 枚 拡大写真

三井住友海上火災保険は、11月からスマートフォンを活用した無償の安全運転支援サービス「スマNavi」に「赤信号無視」「一時不停止」といった危険運転映像だけを自動的に抽出し保存する「危険運転映像抽出サービス」を追加搭載し、企業向けに提供を開始する。

この技術は、東京大学発のスタートアップ企業であるアリスマーと共同開発したもので、急発進、急ブレーキに加え、動画でしか把握できない危険運転シーンを企業の管理者に提供することで、さらなる安全運転指導に活用してもらうもの。

スマートフォンを活用した安全運転支援サービス「スマNavi」のドラレコ機能にAIによる画像解析技術を取り込むことで、危険運転シーンを無償で提供することが可能になると考え、アリスマーと共同でサービスの開発を進めてきた。

ディープラーニングを活用したアリスマーの映像解析技術により、危険運転シーンの発生前後約20秒の映像を自動抽出するアルゴリズムを開発し、「スマNavi」への搭載を実現した。実証実験等の結果、赤信号無視の検知率は約94.3%、一時不停止の検知率は約88.1%の危険運転映像抽出に成功した。

三井住友海上とアリスマーは今回開発したサービスを進化、交通事故を引き起こす可能性の高い危険運転行動抽出を検討し、AIによる映像解析技術の事故防止取り組みへの活用を展開する。

《レスポンス編集部》

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