VW、3Dプリント技術を使って部品を大量生産へ…自動車メーカー初

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部品の大量生産に3Dプリント技術を導入するフォルクスワーゲン。画像はシフトレバー
部品の大量生産に3Dプリント技術を導入するフォルクスワーゲン。画像はシフトレバー 全 1 枚 拡大写真

フォルクスワーゲン(Volkswagen)は9月11日、3Dプリント技術を使って、自動車向け部品を大量生産すると発表した。

3Dプリントは、積層造形技術のひとつ。すでにカスタマイズパーツの少量生産や、非常に複雑な形状の部品の少量生産に導入されている。フォルクスワーゲンは自動車メーカーとして初めて、この3Dプリント技術を使って、部品の大量生産に乗り出す。

フォルクスワーゲン車には1台あたり、6000~8000点の部品が使用されている。フォルクスワーゲンはHP社の最新3Dプリント技術、「HPメタルジェット」を導入。これにより、金属部品を3Dプリントで造形できるようになると同時に、現在の3Dプリントに対して、最大50倍のスピードアップが可能になるという。

フォルクスワーゲンでは、シフトレバーやテールゲートのエンブレム、キー、カスタマイズアイテムなどの生産に、この3Dプリント技術を導入する予定。同社は大型の部品も3Dプリント技術を使って生産する計画を掲げており、将来はサッカーボールサイズの部品を、年間10万台の車両向けに3Dプリント技術を使って生産する、としている。

《森脇稔》

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