日産 星野専務「国内の18年度新車販売は1割増へ」…「なおみ」パワーで計画達成に自信

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日産 星野朝子専務執行役員
日産 星野朝子専務執行役員 全 3 枚 拡大写真

日産自動車の日本事業を担当する星野朝子専務執行役員は9月13日、横浜市の本社で記者団の取材に対し、2018年度の国内新車販売について「終えた段階で、(前年度比)1割くらいプラスになるだろう」と述べ、期首に設定した計画の達成に自信を示した。

同日に本社で行ったプロテニスプレイヤー、大坂なおみ選手とのスポンサー契約の発表イベント後に、取材に応じた。日産は5月に、18年度の国内新車販売計画を前年度比10%増の61万5000台に設定したと発表している。

日本自動車販売協会連合会など販売業界団体のデータによると、今年度4月から8月までの日産の累計販売は、前年同期比1.2%減の約29万台となった。このうち登録車は同0.4%増の22万3700台と市場が落ち込む中で健闘しているが、軽自動車は6%減の6万6000台と他社の新モデル投入もあって苦戦している。

星野専務は、全体としてはほぼ横ばいで推移している4~8月の実績について「大きな新車があったわけではないので、われわれとしては計画どおり」と評価した。登録車については『ノート』などの「e-POWER」シリーズの販売が順調であり、手ごたえを感じている様子だ。

下期以降については、「新商品も計画している」とし、同日発表した大坂選手とのスポンサー契約によるPR活動の強化もテコにして、年度計画の達成に取り組む考えを示した。大坂選手とはグローバルでの「日産ブランドアンバサダー」契約を交わしているが、「日本人で、日本に多くのファンがいらっしゃるので、主に日本で活躍していただきたい」と、販売促進への貢献に期待を表明した。起用するCMの内容などについては「楽しみにしていただきたい」と述べるにとどまった。

《池原照雄》

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