鉄道総研がバラスト軌道の沈下を抑える新工法…線路保守のコストを削減

鉄道 テクノロジー
最初に道床をつき固めるタイタンパーを使って枕木の下に反応促進剤を注入
最初に道床をつき固めるタイタンパーを使って枕木の下に反応促進剤を注入 全 5 枚 拡大写真

公益財団法人鉄道総合技術研究所(鉄道総研)は9月13日、バラスト軌道の沈下を抑制する、低コストな安定処理工法を開発したと発表した。

【画像全5枚】

軌道の路盤と枕木の間には「道床」があり、そこには「バラスト」と呼ばれる砂利が使われているが、これは時間が経過すると細粒化し、それにつれて道床が沈下する現象が発生する。

その場合、抜本的な修復にはバラストを交換する方法があるが、コストが高く、輸送量が少ない路線などでは採算性が悪いというデメリットがあった。

そこで鉄道総研では、主成分に地盤改良剤として使用されている珪酸ソーダを含む反応促進剤と、環境に優しいプラスチックと言われる「生分解性ポリマー」を使ってバラストの細粒部分を固結化し安定させる新工法を開発した。

この工法は、つき固め作業に使用するマルチプルタイタンパーを利用することができ、バラストへ処理すると1時間程度で列車の走行が可能になるという。

鉄道総研ではこの工法を通常のつき固め作業と併用することで「沈下を抑制して保守の周期を延伸し、維持管理コストを低減することができます」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 150万DLでも終了へ…パイオニア「COCCHi」が約3年で幕を閉じる本当の背景
  2. ドア&エアコン付きゴルフカート、国内初の100台規模導入…アコーディア・ゴルフとPGM
  3. 次期スズキ『ソリオ』は“走り”で逆襲! 新世代HEV採用で2027年以降登場か?
  4. 「すごいの作ったな」ケン・オクヤマの最新作『Kode89』にSNS驚愕! あのフェラーリとの共通点も
  5. 日産『ルークス』、クルマ酔い軽減技術でキッズデザイン賞を受賞…軽自動車初
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. 中国サプライヤーが日本市場へ本格攻勢、“長期戦略”と“チャイナスピード”両立する「DESAY SV」次の一手とは
  5. トヨタ・モビリティ基金、欧州水素地域イニシアチブ始動…最大5地域を支援
ランキングをもっと見る