岡山県津山市の扇形機関車庫などを鉄道記念物に指定…地域と連携した鉄道遺産の活用を評価 10月14日

鉄道 企業動向
鉄道記念物に指定されることになった「旧津山扇形機関車庫と転車台」の全景。2016年から鉄道の歴史や仕組みを紹介する「津山まなびの鉄道館」として活用されている。扇形機関車庫は姫新線が全通した1936年に設置された。
鉄道記念物に指定されることになった「旧津山扇形機関車庫と転車台」の全景。2016年から鉄道の歴史や仕組みを紹介する「津山まなびの鉄道館」として活用されている。扇形機関車庫は姫新線が全通した1936年に設置された。 全 1 枚 拡大写真

JR西日本は9月13日、岡山県津山市の「旧津山扇形機関庫と転車台」を、10月14日の「鉄道の日」に鉄道記念物に指定すると発表した。

鉄道記念物は、日本の鉄道において歴史的、文化的に重要なものを対象に旧日本国有鉄道(国鉄)が1958年に制定し、1987年にJRグループ各社が引き継いだ。これに対して、地域的に重要なものを「準鉄道記念物」としており、JR西日本では鉄道記念物や準鉄道記念物の候補を「登録鉄道文化財」に指定。2004年からは準鉄道記念物の鉄道記念物への格上げ指定を開始している。

今回の「旧津山扇形機関庫と転車台」も格上げ指定となるが、こちらは登録鉄道文化財からの格上げとなる。地域共生企業を目指すとしているJR西日本は、津山市など地域と連携して鉄道文化遺産を活用している点を評価した。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る