VW、次世代EVプラットフォーム「MEB」発表…2019年からI.D.ファミリーに採用

エコカー EV
フォルクスワーゲングループの次世代EV向けプラットフォーム「MEB」
フォルクスワーゲングループの次世代EV向けプラットフォーム「MEB」 全 2 枚 拡大写真
フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は9月17日、次世代のEV向けに新開発したモジュラープラットフォーム、「MEB」をドイツ・ドレスデンで初公開した。MEB搭載の最初の市販EVは、2019年末から生産を開始する予定。

MEBとは、モジュラー・エレクトリック・ドライブキットの略。このMEBを最初に搭載するのが、次世代EVの『I.D.』ファミリーとなる。フォルクスワーゲンは2020年、最初のI.D.ファミリーとして、『ゴルフ』セグメントに属するコンパクトな4ドアEVの『I.D.』を発売する予定。これに続いて、SUVセグメントには『I.D. CROZZ』を投入する計画。さらに、MPVの『I.D. BUZZ』が順次、市場に投入されることが決まっている。

フォルクスワーゲングループのMEBベースのEVは、航続が最大で600km。高速充電機能も備える。MEBは、欧州と中国で最初に導入され、その後米国でも導入される予定。フォルクスワーゲングループは、コンパクトなセグメントからBセグメントの7人乗り車両まで、MEBベースで開発することを想定する。

フォルクスワーゲングループはMEBベースのEVを1000万台、世界市場で販売するのが目標。このうち、フォルクスワーゲンブランド単体では、2020年までにIDファミリー10万台を含めて、およそ15万台のEVを販売する計画を掲げている。

《森脇稔》

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