アルピーヌ A110 新型、カタログモデルの先行予約開始へ…納車は日本が最速

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アルピーヌ A110 発表会
アルピーヌ A110 発表会 全 16 枚 拡大写真

アルピーヌ・ジャポンは9月21日、新型『A110』(Alpine A110)のカタログモデル2グレードの先行予約を、9月25日から10月24日まで、同社のオフィシャルウェブサイトを通じて受け付けると発表した。

新型A110は2017年のジュネーブモーターショーで世界初公開され、まず第1弾として20年ぶりの復活を記念した限定車「A110プルミエール・エディション」が全世界で1955台が先行発売された。1995台のうち50台が日本に割り当てられたが、すでに完売している。今回発表されたのは通常販売モデルで、「ピュア」と「リネージ」の2グレードの設定となっている。

アルピーヌ・ジャポンのトマ・ピルコCOOは9月21日に都内で開いた発表会で「この2つのグレード導入により幅広いお客様のご要望にお応えすることが可能になる」とした上で、「ピュアはプルミエール・エディションのスピリッツを引き継いだクルマで俊敏性、応答性、そして最も楽しいドライビング体験ができる。車両重量はたった1110kg。リネージは最も洗練され、日常での使いやすさに優れたクルマ。車両重量は1130kg」と紹介した。

このうちピュアの価格は790万~811万円となっており、車両重量はプルミエール・エディションと同じ1110kgながらフロントソナーやリアカメラ、シートの後ろに小物入れを追加装備しているほか、ホイールカラー、ステアリングの仕様など一部が変更されている。

一方のリネージは価格が829万~841万円で、ピュアと同じドライビングプレジャーに快適性を加えた設定となっている。ピュアのシートがサベルト製モノコックバケットに対し、リネージは高さ調整、リクライニング機能付きのサベルト製ブラウンレザーシートを採用しているほか、フォーカル製の軽量サブウーファーも装備している。また18インチアロイホイールは先代アルピーヌを彷彿とさせるデザインを採用しているのも特徴となっている。

A110のカタログモデルの正式な販売開始は11月下旬を予定している。なおウェブサイトを通じた先行予約では仕様やカラーを選択し、申込金15万円をカード決済した後に、最寄りの正規販売ディーラーで商談を行う段取りとなっているという。

納車時期についてピルコCOOは「現在、ヨーロッパでは非常に多くのバックオーダーを抱えている。年末までプルミエール・エディションの納車が続き、(ヨーロッパでは)ピュアとリネージは来年からの納車となる」と述べる一方で、「日本では年末までにピュアとリネージの納車を始める予定。つまり日本人が世界で最初のピュアとリネージのオーナーとなりそうだ」との見通しを示した。

《小松哲也》

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