メルセデスAMG プロジェクトワン、開発テスト開始…F1技術を搭載、公道ハイパーカー

エコカー ハイブリッド
メルセデスAMGプロジェクトワンのプロトタイプ
メルセデスAMGプロジェクトワンのプロトタイプ 全 5 枚 拡大写真
メルセデスベンツの高性能車部門、メルセデスAMGは9月20日、メルセデスAMG『プロジェクトワン』(Mercedes-AMG Project ONE)の最初のプロトタイプの画像を公開し、市販に向けて開発テストを開始した、と発表した。

メルセデスAMGプロジェクトワンは、メルセデスAMGの創業50周年を記念し、F1技術を搭載した公道走行可能な市販ハイパーカーを目指しているモデル。メルセデスAMGプロジェクト ワンのパワートレインは、F1マシン譲りの1.6リットルV型6気筒ガソリンターボエンジンをミッドシップに搭載。ピストンやクランクシャフト、電装システムが専用設計となり、エンジンは1万1000rpmと非常に高回転まで回るのが特徴。最大出力は680hp以上を発生する。

この1.6リットルV型6気筒ターボエンジンに、フロント2個(163hp×2個)、ターボチャージャーとエンジンにそれぞれ1個の合計4個のモーターを組み合わせたハイブリッドとし、加速時などにエンジンのパワーをアシスト。ハイブリッドパワートレーンは、システム全体で1000hp以上のパワーを引き出す。EVモードも備えており、最大で25kmのゼロエミッション走行が可能。

トランスミッションは8速の「AMGスピードシフト8」。駆動方式は4WD。メルセデスAMGプロジェクトワンは、0~200km/h加速6秒以下、最高速350km/h以上の優れたパフォーマンスを可能にする。

メルセデスAMGは今回、プロジェクトワンの最初のプロトタイプ車の画像を公開し、市販に向けて開発テストを開始。シャシダイナモ上でのテストや「プロジェクト1バーチャルエンジニアリング」と呼ばれる約1年間のデジタル開発プロセスを経て、クローズドコースでの開発テストに乗り出した、としている。
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《森脇稔》

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