DS 7クロスバック にPHV、燃費は45.5km/リットル…パリモーターショー2018で発表へ

エコカー EV
DS7クロスバックE-Tense
DS7クロスバックE-Tense 全 14 枚 拡大写真

●最上級クロスオーバーにプラグインハイブリッド車


PSAグループの高級車ブランド、DSは9月24日、フランスで10月に開催されるパリモーターショー2018において、『DS 7クロスバックE-Tense』(DS7 Crossback E-Tense)を初公開すると発表した。

「DS 7クロスバック」は、DSブランドの最上級クロスオーバー車。ボディサイズは、全長4590mm、全幅1895mm、全高1635mm、ホイールベース2730mmで、Cセグメントに属する。2018年7月、日本市場にも導入されている。

パリモーターショー2018で初公開される予定のDS 7クロスバックE-Tenseは、このDS 7クロスバックのプラグインハイブリッド車(PHV)。新開発のPHVパワートレインを搭載する。

●燃費は45.5km/リットル、ゼロエミッション航続は50km


PHVパワートレインのエンジンは、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「PureTech」最大出力200hp/5500rpm、最大トルク30.6kgm/3000rpmを発生する。モーターは、フロントが最大出力110hp、最大トルク34.3kgm、リアが最大出力110hp、最大トルク16.9kgm。エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、300hpのパワーと45.9kgmのトルクを引き出し、4輪を駆動する。

トランスミッションは8速ATの「EAT8」。パワフルなPHVパワートレインを積むDS 7クロスバックE-TENSE は、0~100km/h加速6.5秒の性能を発揮する。バッテリーは、蓄電容量13.2kWhのリチウムイオン。ゼロエミッションモードでは最大50km(WLTP計測)をEV走行できる。この効果もあり、燃費は45.5km/リットル、CO2排出量は50g/km以下(いずれもWLTP計測)とした。ゼロエミッションモードの最高速は、135km/h。

走行モードは、ゼロエミッションモード、スポーツモード、ハイブリッドモード、4WDモードの4種類から選択可能。バッテリーの充電は、標準コンセントでおよそ8時間。急速チャージャーも利用でき、充電はおよそ2時間で完了する。

●トラフィックサインインフォメーションを装備


DS 7クロスバックE-Tenseには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載。「DS コネクテッドパイロット」は、高速道路における同一車線内走行を想定した運転支援機能。前車の完全停止からアクセル操作無しで追従。マルチファンクションカメラとミリ波レーダーによって、前車との車間距離を保ちながら、車線内の任意の位置を維持することができる。前車が完全停止したのち3秒以内に再発進すれば、アクセル操作無しで追従。高速道路での渋滞にも対応する。

サスペンションには、新世代の「DSアクティブスキャンサスペンション」を採用。路面状況をセンシングし、サスペンションを制御。このシステムはマルチファンクションカメラが、車両前方5~25mの範囲の路面状況を常時高速スキャンして、路面の凹凸を検知。このフィードフォワード制御による四輪のショックアブソーバーの減衰力の最適化と、リアマルチリンクサスペンションが相まって、浮遊したまま移動するかのような快適な乗り心地を実現するという。

DS 7クロスバックE-Tenseには、「トラフィックサインインフォメーション」を装備。車両自らが制限速度と進入禁止を認識。これらに関する道路標識をマルチファンクションカメラが読み取り、インストルメントパネルに表示。制限速度は、ドライバーが任意でクルーズコントロールやスピードリミッターに連動させることが可能、としている。
内外装の一新に加えて、正面衝突の被害を軽減する自動ブレーキを新たに採用したほか、プラグインハ…

《森脇稔》

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