スズキ、燃費・排ガスの抜き取り検査でデータ改ざん、新たな不正が判明

自動車 社会 行政
国土交通省・自動車局長からスズキへの指示文書
国土交通省・自動車局長からスズキへの指示文書 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は、スズキが四輪車の燃費・排出ガスの抜取検査で測定結果を書き換えるなどの新たな不正が判明したとの報告を受けたと発表した。

スバルと日産自動車が燃費と排出ガスの抜取検査の不正が発覚したことを受けて国土交通省は7月9日、他の自動車メーカーに同様のケースがないか調査を指示した。この結果、スズキは四輪車の抜取検査で、運転が測定モードに合わせられず失敗(トレースエラー)した測定を有効なものとして処理していたことが判明したと国土交通省に報告した。

その後に行った国土交通省の立入検査と、精査の過程で、過去における測定結果の書き換えなどの新たな不正が判明し、スズキに対して把握内容を整理して報告するよう求めていた。

スズキは四輪車の新たなデータが見つかり、トレースエラーの件数が増えることや、四輪車のトレースエラーの原因について完成検査員から業務量過多が原因との証言があった。また、四輪車の測定結果の書き換え、二輪車の新たなデータが見つかり、トレースエラーが2件あることも分かった。

国土交通省では、スズキに対し、万全の調査態勢を構築した上で、燃費と排出ガスの抜取検査に関し徹底調査をするとともに、他に完成検査に関して不正が無いかを徹底調査し、その結果に基づき再発防止を策定した上で、報告するよう自動車局長名で指示した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. ネオレトロ感漂う新型ホイール「+81Wheel」、阿部商会「ラ・ストラーダ」ブランドから発売
  5. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る