メルセデスベンツ Aクラスセダン 新型、世界市場に投入へ…歴代初の米国導入も実現

小型プレミアムセダンに一定の需要がある米国市場

渋滞時に使える自動再発進機能

「メルセデス・ミー」も最新版にアップデート

メルセデスベンツAクラスセダン新型
メルセデスベンツAクラスセダン新型全 16 枚

小型プレミアムセダンに一定の需要がある米国市場

メルセデスベンツは9月25日、新型『Aクラスセダン』(Mercedes-Benz A Class Sedan)を世界市場に投入すると発表した。歴代『Aクラス』として初めて、米国市場に導入されることも決定。米国では、同じ小型セダンカテゴリーの『CLA』も継続販売される。

画像:メルセデス Aクラス セダン 新型

メルセデスベンツは長年、『Cクラス』を米国の入門モデルに位置付けてきた。しかし、CLAをCクラスの下に位置するエントリーモデルとして導入。米国では小型プレミアムセダンに一定の需要があることから、歴代Aクラス初となるセダンの新型Aクラスセダンを、米国市場に導入することを決めた。

Aクラスセダンのホイールベースは、2729mm。これはハッチバックの新型Aクラスと同一サイズとなる。ボディサイズは全長4549mm、全幅1796mm、全高1446mm。Aクラスセダンでは、エアロダイナミクス性能を追求。Cd値は0.22で前面投影面積は2.19平方メートル。メルセデスベンツによると、現行『CLAクーペ』を凌ぎ、量産車で世界最小の前面空気抵抗になるという。室内空間は、セグメント最高レベルを追求。後席ヘッドルームは944mm。トランク容量は420リットル、トランクの開口部は950mmの幅を持つ。
メルセデスベンツAクラスセダン新型メルセデスベンツAクラスセダン新型
Aクラスセダンのパワートレインには、1.33リットルの直列4気筒ガソリンターボエンジンを設定。最大出力は163hp、最大トルクは25.5kgmを発生する。トランスミッションは7速デュアルクラッチ「7G-DCT」。0~100km/h加速8.1秒、最高速230km/hの性能を発揮する。

渋滞時に使える自動再発進機能

Aクラスセダンでは、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載。「アクティブ・ブレーキ・アシスト」を標準装備。ステレオカメラやレーダーセンサーが前方最大500mまで、広範囲に監視。前走車、前を横切る車両や合流してくる車、歩行者、路上の物体などとの衝突の危険性を検知すると、ディスプレイ表示や音でドライバーに警告する。

「アクティブ・ディスタンス・アシスト・ディストロニック」は、一定の条件下において、部分的な自動運転を可能にするもの。高速走行からの渋滞時にアクティブ・ディスタンス・アシスト・ディストロニックを起動させると、前走車との最適な距離をキープしながら、自動で走行する。自動再発進機能も備える。これは、停止後30秒以内であれば、ドライバーがアクセルを踏まなくても自動的に発進できるもの。ナビゲーションシステムの地図データを活用して、カーブなどの手前で自動的に減速することも可能。

また、「アクティブ・レーン・キープ・アシスト」は、ドライバーの意図に反して車線を逸脱しそうになると、ステアリングホイールを振動させて、ドライバーに警告。車線を逸脱した場合には、片側の車輪にブレーキをかけて、車両を元の車線に戻してくれる。

「メルセデス・ミー」も最新版にアップデート

Aクラスセダンでは、車載コネクティビティの中核となるデジタルコクピットが選択可能。2つの高精細ワイドディスプレイ(最大10.25インチ)を設定。この2つのディスプレイを一枚のガラスカバーで融合したコックピットディスプレイとした。

メルセデスベンツが新開発した「MBUX」も採用。MBUXとは、メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンスの略。MBUXでは、AI(人工知能)を導入した音声認識アシスタントを採用。ユーザーが「ヘイ、メルセデス」と呼びかけるだけで、音声認識アシスタントが起動。ユーザーの求めるさまざまなサービスを提供する。
メルセデスベンツAクラスセダン新型メルセデスベンツAクラスセダン新型
「メルセデス・ミー」も最新版にアップデート。Car-to-X通信が可能となり、緊急ブレーキ、ESPの作動、ドライバーからのSOS送信などのデータを車両から車両へ通信し、この情報に基づいて、安全なルートをナビゲーションする。さらに、駐車の際に車両が衝撃を受けた場合や牽引された場合、車の所有者にメッセージを送信する機能もある。

メルセデス・ミーのアプリは、ダッシュボードのモニター画面上のアイコンとして配置でき、他のアプリと同様、自由にホームページ上でソートできる。さらに、ガソリンや軽油の価格、駐車場の空き情報のなどのオンラインコンテンツをMBUXに表示できる。

《森脇稔》

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