札幌市電の新型低床車両、愛称は「シリウス」…A1200形に続き星の名に

車体(左)は連接タイプのA1200形とそっくりな1100形。車内(右)はロングシートだけとなり通路幅が広くなった。
車体(左)は連接タイプのA1200形とそっくりな1100形。車内(右)はロングシートだけとなり通路幅が広くなった。全 2 枚
札幌市交通局は9月28日、この秋から札幌市電で運行を開始する予定の新型低床車両1100形の愛称を「シリウス」に決定したと発表した。

1100形は、2013年5月から営業運行を開始した3車体連接タイプの超低床車両A1200形を単車タイプにしたもの。バリアフリーに配慮し、A1200形より通路幅を最大400mm拡大、車端部を除いて段差や傾斜がない低床構造としている。座席はA1200形にあったクロスシートはなく、すべてがロングシートとなっている。

1100形の愛称は、9月1日に札幌市交通局の電車事業所で開催された「2018市電フェスティバル」で、提案された3つの愛称(「シリウス」「ポラジロー」「ミニリス」)から来場者による投票で決定。「シリウス」が全体のおよそ4割を得票した。

「シリウス」とは、太陽を除いて地球から最も明るく見える恒星である、おおいぬ座の星のことで、A1200形の「ポラリス」に続いて星座にちなんだ愛称となった。候補にあげた札幌市交通局は「街中を颯爽と走る姿と、明るい都市=札幌をイメージしました」としており、現在、商標登録を出願しているという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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