GS事業者の売上高合計3年ぶりに増加、好調な大手企業が全体をけん引 2017年度

ガソリンスタンド経営業者の年度売上高合計推移
ガソリンスタンド経営業者の年度売上高合計推移全 4 枚

帝国データバンクは9月28日、企業概要データベース「COSMOS2」に収録されているガソリンスタンド(GS)経営業者8581社を対象とした実態調査の結果を発表。2017年度売上高合計は3年ぶりの増加となった。

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調査の結果、GS経営を主業とする企業の2017年度売上高合は、前年度比7.2%増の8兆8660億3300万円となり、3年ぶりの増加となった。過去10年間における売上高合計の推移を見ると、リーマンショックなどの影響を受けた2009年度に前年度比17.5%減の7兆5261億0600万円となった後、5年連続で増加。2014年度は10兆2471億2600万円と、過去10年間でピークとなった。その後、2年連続の減少となったが、2017年度は3年ぶりの増加となった。

GS経営業者の年商規模別に見ると、「1億~10億円未満」が5657社(構成比66.0%)で最多、「1億円未満」が1907社(同22.2%)で続く。2017年度の売上高動向を見ると、増収の構成比は年商「50億~100億円未満」で90.4%、「100億円以上」で87.4%を占めており、年商規模の大きい大手企業が売上高合計全体を押し上げた。

また2000年度以降のGS経営業者の倒産件数推移(法的整理のみ)を見ると、2008年度(65件)にピークを迎え、以降は減少基調。2016年度(28件)、2017年度(30件)もピーク時の1/2以下となるなど減少傾向は続いているが、2018年度4~8月の倒産件数は15件で前年同期の3倍となっており、今後の動向が注目される。

《纐纈敏也@DAYS》

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