アウディ Q2 に最強の『SQ2』、2.0ターボは300馬力…パリモーターショー2018

0~100km/h加速4.8秒、最高速250km/hでリミッター作動

ダイナミックハンドリングシステムは5モード

アウディバーチャルコックピットを設定

センターコンソールのロータリーボタンやタッチパッドで表示操作

アウディ SQ2(パリモーターショー2018)
アウディ SQ2(パリモーターショー2018)全 14 枚

0~100km/h加速4.8秒、最高速250km/hでリミッター作動

アウディは10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー2018において、アウディ『SQ2』(Audi SQ2)をワールドプレミアした。SQ2は、アウディの小型クロスオーバー車、「Q2」に追加設定された高性能グレード。

SQ2のパワートレインは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TFSI」。排気側の「アウディバルブリフトシステム(AVS)」は、2段階でバルブリフトを調整。これにより、燃焼室でのフラッシング損失が低減され、ターボチャージャーのとくに低回転域での排気ガスの最適な流れを実現。エンジンレスポンスやトルクを向上させた。

この結果、最大出力300ps、最大トルク40.8kgmを獲得。最大トルクは2000~5200rpmの幅広い領域で引き出される。トランスミッションは7速デュアルクラッチの「Sトロニック」。駆動方式は4WDの「クワトロ」。SQ2は0~100km/h加速4.8秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを発揮する。

ダイナミックハンドリングシステムは5モード

アウディ「ドライブセレクト」と呼ばれるダイナミックハンドリングシステムを標準装備。ドライバーは、オート、コンフォート、ダイナミック、エフィシエンシー、インディビジュアルの5種類のモードが選択できる。モードに応じて、ステアリングや7速Sトロニックの特性が変化する。ドライバーはボタン操作でESCをオフロードモードに設定するか、完全にオフにすることも可能。「ホールドアシスト」はオプションで用意されている。
アウディ SQ2アウディ SQ2
車高が20mm低められたスポーツサスペンションを装着。タイヤサイズは235/45R18で、18インチホイールを標準装備。235/40R19サイズのタイヤ&ホイールはオプションとなる。大容量ブレーキのローター径はフロントが340mm、リアが310mm。キャリパーは赤で塗装され、Sバッジが装着される。

アウディバーチャルコックピットを設定

内外装はアウディのSモデルらしいスポーティな仕上げ。外観は、フロントグリルが専用デザイン。ダイナミックインジケータを備えたLEDヘッドライトとLEDリアライトが標準装備される。フロントリップスポイラー、サイドスカート、リーフスポイラー、ディフューザー仕様のリアバンパーなどにより、空力性能を引き上げる。

インテリアはヘッドライニング、ピラー、シートをブラックで仕上げた。ダッシュボードなどのトリムパネルは、マットアルミ。ペダルとフットレストはステンレス製とした。照明付きのドアシルプレートは、Sのロゴ入り。シートはレザーとファブリックの組み合わせ。レザー+アルカンターラまたはナッパレザーをオプション設定した。
アウディ SQ2アウディ SQ2
オプションで、デジタルコクピットの「アウディバーチャルコックピット」を設定。ドライバーはステアリングホイールのボタンによって、フルデジタルコクピットを操作する。12.3インチのディスプレイには、3種類のモードを用意。最も重要な情報は、ヘッドアップディスプレイに表示できる。

センターコンソールのロータリーボタンやタッチパッドで表示操作

「MMIナビゲーション」と「MMIタッチ」を設定。センターコンソールのロータリーボタンやタッチパッドで操作を行う。「MMIナビゲーションプラス」には8.3インチディスプレイを搭載。高速LTEでデータ送信が可能で、Wi-Fiホットスポットも可能にしている。

MMIナビゲーションプラスには、「アウディコネクト」が付帯。「アウディコネクトSIM」のカードが組み込まれており、最新の交通情報、Google Earthナビゲーション、駐車場情報、Twitterや電子メールなどへのアクセスを可能にする。「myAudi」アプリは、スマートフォンと車両を接続。オンラインメディアストリーミングやカレンダーのMMIへの転送などの機能も持つ。

《森脇稔》

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