トヨタ ヤリス に「GR SPORT」、ハイブリッドスポーツ提案…パリモーターショー2018

トヨタ・ヤリス (ヴィッツ)GR SPORT(パリモーターショー2018)
トヨタ・ヤリス (ヴィッツ)GR SPORT(パリモーターショー2018)全 9 枚

トヨタ自動車の欧州部門、トヨタモーターヨーロッパは10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー2018において、『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』)の「GR SPORT」を初公開した。

「GR」は、もっといいクルマづくりを目指すGAZOO Racingが、ニュルブルクリンク24時間耐久レースなどのモータースポーツ活動を通じて車と人を鍛え、そこで得た知見やノウハウを注ぎ開発した新しいスポーツカーシリーズ。エンジン内部にもチューニングを施した数量限定販売の「GRMN」を頂点に、GRMNのエッセンスを注ぎ込んだ量販スポーツモデルの「GR」、気軽にスポーツドライブを楽しめるGR SPORTを設定する。

パリモーターショー2018で初公開されたヤリスのGR SPORTは、欧州初のGR SPORT。パワートレーンは1.5リットル直列4気筒ガソリン+モーターのハイブリッドのみとなっており、ハンドリングが楽しいハイブリッドスポーツを提案する。

チューニングの中心は足回り。ザックス製のパフォーマンスダンパーを装着。剛性を高めるために専用のスタビライザーを採用する。車高は11mm引き下げられた。ブラックの17インチホイールはGR SPORT専用。タイヤはGRMNモデルと同じく、ブリヂストン「ポテンザRE50」の205/45R17サイズを履く。車両重量の増加は、ベース車両に対して5kg以内に抑えられた。

トヨタ・ヤリス (ヴィッツ)GR SPORT(パリモーターショー2018)トヨタ・ヤリス (ヴィッツ)GR SPORT(パリモーターショー2018)

エクステリアは、ピアノブラックのドアモール、ブラックハニカムグリル、ブラックドアミラーハウジング、ブラックのフロントフォグライトベゼルが専用。ヘッドライトは、GR SPORTらしく、内部はブラック仕上げ。赤いデカールは、フロントリップスポイラーとリアバンパーに追加された。

インテリアには、GRブランドのスポーツシートを採用。シートはブラックのウルトラスエードで覆われた。『86』と同じ小径3本スポークステアリングホイールも装備。ドライバーがスタートボタンを押すと、マルチインフォメーションTFTディスプレイには、GRのロゴマークが浮かび上がる。なお、ヤリスGR SPORTは5ドアボディのみを設定し、2018年内に欧州市場での販売を開始する予定、としている。

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《森脇稔》

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