信号機のセンサーが自転車や歩行者を検出しドライバーに警告、VWがV2Xの公道実験

信号機のセンサーが自転車や歩行者を検出しドライバーに警告するVWのV2Xの公道実験イメージ
信号機のセンサーが自転車や歩行者を検出しドライバーに警告するVWのV2Xの公道実験イメージ全 1 枚

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は10月4日、信号機のセンサーが自転車や歩行者を検出し、ドライバーに警告するシステムの公道実験をドイツで開始した、と発表した。

フォルクスワーゲングループは2019年以降のすべての新車に、「V2X」(車車間通信および路車間通信)技術を搭載する予定。これは、交通事故を減らすフォルクスワーゲングループの取り組みのひとつ。V2X技術をコンパクトカーから商用車まで、フォルクスワーゲングループ全車に標準装備することで、道路の安全性を大幅に向上させることを目指す。

今回、フォルクスワーゲングループがドイツ・ヴォルフスブルク市で開始した公道実験には、シーメンスが参画。V2Xの無線通信規格「WLANp」を導入して、信号機などの交通インフラと車両が通信できる信頼性の高いシステムの構築を図っていく。

フォルクスワーゲングループによると、レーダーセンサー技術を採用した信号では、歩行者や自転車の検出精度が大幅に向上するという。公道実験では、10本の信号機にレーダーセンサーを取り付け、自転車や歩行者を検出。その情報をWLANpを利用して、V2X技術を搭載した車両に送信。自転車や歩行者の存在をドライバーに警告する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  3. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  4. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
  5. メルセデスベンツ、全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る