フロント2輪の3輪バイク「AD1」がEV化、発売へ…2019年は「電動バイク元年」となるか

ADIVAの3輪EV「AD1-E」
ADIVAの3輪EV「AD1-E」全 17 枚

前2輪の屋根付き3輪バイクで話題となったADIVA(アディバ)ブランド。その代名詞とも言える『AD1』が、EV(電動バイク)『AD1-E』となって登場した。10月4日から開催された京都スマートシティエキスポで展示された実車を、写真で紹介する。

AD1-Eは、ガソリン仕様のAD1と同じくは軽二輪クラス(125~250cc)に属する。

AD1/AD1-Eは、2輪車の楽しさと手軽さ、そして4輪車の安全性と快適性を兼ね備えたパーソナルユースの3輪バイクだ。簡単に取り外しが可能な開閉式ルーフ、ワイパー付きの大型フロントスクリーン、大型リアボックスは、これまでの2輪の概念をくつがえす意欲的なモデルとなっている。

そしてさらにAD1-Eの特徴は何と言っても、リアホイールに直結した独自のインホイールモーターを採用したことによる、シームレスでトルク感ある走りにある。エンジンを廃しインホイールモーターとしたことで、サイズ、重量、部品点数を最小化することに成功。AD1本来が持つ、前2輪によるコーナリング性能と相まって他にないライディングプレジャーを実現している。

搭載するリチウムイオンバッテリー容量は7kWh。最大130kmの航続が可能で、最高速度は125km/hに達する。家庭用コンセントやSAE J1772での交流充電に加え、CHAdeMOによる急速充電も可能となる。

AD1-Eは、2019年秋に発売予定だ。ADIVAは同じタイミングで、AD1-Eを含む計4台のEVを2019年に発売する計画も明らかにしている。「電動バイク元年」となるか、ADIVAの動きに注目だ。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る