シェアバイク「Lime」を体験! ベルリンの街を自転車で巡る開放感

シェアバイク「Lime」をドイツで体験! ベルリンの街を自転車で巡る開放感
シェアバイク「Lime」をドイツで体験! ベルリンの街を自転車で巡る開放感全 6 枚

ドイツ・ベルリンの街中でライム色の自転車を見かけた。シェアサイクルの『Lime』だ。

【画像全6枚】

Limeはアメリカ発のシェアサイクルで、欧州にも展開している。ドイツのほか、フランス、スペイン、スウェーデンで利用できる。アメリカでは電動キックボードのシェアリングもあるようだが、ベルリンでは電動アシスト付き自転車のシェアリングを展開していた。

ベルリンは公共交通が充実しており、旅行者にとっても比較的移動しやすい街。ご存知の通り歴史の営みが街中のあちらこちらに刻み込まれた、とても見ごたえのある街でもある。点在する歴史遺産や建造物を眺めながら、スイスイとサイクリングするのもいいなと思い、Limeを試してみることにした。

まずはユーザー登録にチャレンジ。Limeのアプリをダウンロードし起動してみると、Facebook ID あるいはSMSによるメッセージ受け取りによって個人認証をする。Facebook ID との連携を試してみたところ、Facebookアプリをキックして認証を許可するところまでは動作するものの、そのあとLimeアプリに戻ってきたところで動かなくなってしまう。同行者はこの方法でうまくいったので、何度かアプリや端末を再起動したりして試してみたのだが、私のスマートフォンか、あるいはSIMに問題があるのか、どうにもうまく動かなかった。

仕方なくSMS(ショートメッセージ)による認証を試してみることにした。海外渡航用のSIMを使っているため、普段日本で使っている電話番号とは違うので、電話番号を調べる方法を検索してみたところ、電話アプリで*545#に電話を掛けると、電話番号が分かるようだ。試したところ、通話をすることなく、画面にそのまま電話番号が表示された。

Limeアプリにこの電話番号を入力すると(SIM2FlyはタイのSIMなので、国番号はタイを選択)、ほどなくしてSMSでパスコードが届く。それをアプリに入力すると、無事認証され、ユーザー登録が完了した。現地人でもアメリカ人でもないので登録できないかもしれない、と思っていたがすんなり登録することができた。

ちなみに利用料金を支払うためにクレジットカードの登録が必要だが、ユーザー登録のタイミングではなく、Limeの初回利用のとき、開錠しようとしたタイミングで登録を求められる。

漕ぎだすまでの手順

Limeに乗る手続きは驚くほど簡単だった。アプリを起動すると、利用できる自転車が電池残量とともに地図上に表示される。ベルリン中心部では、1キロ圏内に10台ほどの空き自転車が見つかった。

アプリで地図を開くと、地図上に利用可能な自転車が表示される。充電状態とともに表示されるため、フル充電かつ近くにあるものを選ぶことができる。ちょうど200mほど先に手ごろなものがあったため、向かってみることにした。

目あての自転車はすぐに見つかった。車体に貼ってあるQRコードをスマートフォンのカメラでスキャンすると、ファンファーレのような効果音とともに、シリンダーロックが自動的に開錠される。自転車を漕ぎだすための手続きはそれだけだ。

さっそく自転車にまたがろうとしたところで、サドルが高いのに気付き、一番低い位置に調整した(筆者は身長170cm。股下は平均的…だと思いたい)が、それでもまだ高く、片足のつま先がやっと届くほど。小柄な女性や子供には向かないようだ。

だがいったん走り出せば、なかなか強力なモーターのアシストもあって快適に走ることができる。変速ギアは無いが、停止からの発信も苦にならない。大柄で重く、やたらとガッチリした剛性感のある乗り心地だった。

目的地に着いたら、シリンダーロックを施錠すればOK。基本的にはその場で乗り捨てることができるが、欧米でよく見かける、自転車をワイヤーーロックなどで括り付けておくための自転車ラックへの駐輪、あるいは広い歩道の道路側(建物側ではなく)に停めることが推奨されている。

ロックを掛けると利用終了となり、アプリに走行軌跡と距離、時間、削減できたCO2質量などの走行サマリーが表示され、そのままSNSにシェアができる。

アプリの作りはシンプルで分かりやすく、特に戸惑うことなく利用することができた。他のライドシェアアプリと同じような構成だが、いずれにせよ気軽に手早く使うことができ、自転車側の分かりやすいつくり込みもあって、快適な利用体験だった。

利用料金は乗った分だけ

利用料金は、ロックを開錠してから施錠するまでの時間に応じて計算される。公式サイトによると電動アシスト自転車の利用料金は、開錠ごとに1ドル+1分あたり0.15ドルとのことだが、アプリで利用履歴を確認したところ、ドイツでは開錠の料金は掛かっていないようだ。20分で3キロほど走り、料金は3.36ユーロ(約420円)、プラス消費税19%が掛かった(ドイツの料金体系を公式サイトで確認したものの、見あたらなかった)。思ったほど安くないなという印象だ。

支払いは、10ドル/20ドル/50ドルのプリペイド方式だ。ロックを施錠したタイミングで、利用した分だけ差し引かれる。

まとめ:ちょっと高いが旅先では代えがたい魅力がある

Limeを利用してみた感想として、利用料金はちょっと高いと感じたが、旅先で自転車という移動の選択肢が手軽に得られることがメリットだ。そしてなにより、日常とは違う街並みを新鮮な気持ちで眺めながら、自転車でスイスイと走る開放感は、単なる移動手段としての価値を大きく超える魅力があると感じた次第だ。

シェアバイク「Lime」をドイツで体験! ベルリンの街を自転車で巡る開放感

《佐藤 耕一@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. F1デザイナー監修『GR86/BRZ』向け「エイドロ」エアロパーツが日本上陸、正規販売を開始
  2. 【日産 エルグランド 新型】「威厳を取り戻したかった」デザイナーが明かす“このデザイン”になったワケ
  3. 日産『ノート』次期型は2027年夏登場!? 新デザインで高級感アップ! 第3世代e-POWER搭載も
  4. 日産『エルグランド』新型がタクシーに、Uberプレミアム車両として導入支援…Uber Japan
  5. 小型電動モビリティ「AIM EVM」、量産開始…まずは沖縄向けに24台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る