ジャガーのEV『I-PACE』、人工走行音発生装置を開発…速度や進行方向で音が変化

ジャガー I-PACE の人工走行音発生装置のイメージ
ジャガー I-PACE の人工走行音発生装置のイメージ全 5 枚

ジャガーカーズは10月11日、ジャガー初の市販EVの『I-PACE』向けに、人工的な走行音発生装置、「AVAS」を開発した、と発表した。

ジャガーI-PACEのEVパワートレインは、電気モーターを前後アクスルに搭載し、4輪を駆動。2個のモーターは合計で400psのパワーと、71kgmのトルクを引き出す。I-PACEは0~100km/h加速4.8秒のパフォーマンスを実現する。バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は90kWh。DC100kWの急速チャージャーを使えば、バッテリーの80%の容量をおよそ40分で充電可能、100km走行分であれば、およそ15分で充電できる。

ジャガーカーズは今回、ジャガーI-PACE向けに人工的な走行音発生装置「AVAS」を開発したと発表。AVASは視覚障害者をはじめ、すべての歩行者や自転車などとの衝突事故を減らす目的で開発された。

AVASは20km/h以下の速度で作動し、フロントのスピーカーから走行音を発する。世界で最も厳しいとされる欧州の法律で求められる最低56dB(A)を超えるサウンドを開発した。

ジャガーカーズのエンジニアは、無響室やさまざまな都市など、いくつかの環境で発生する音をテスト。警告音は、車両の速度に応じてピッチや音量が増加し、車両の進行方向が変わると追加の音を発生する設計、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
  5. 高級車専用の屋内駐車場「コーンズ・リザーブ」、大阪南港に10月オープン
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る