ルノー日産三菱アライアンス、交通シェアリングサービスのベンチャーに投資

ルノー・日産・三菱アライアンスは10月12日、同アライアンスが設立したベンチャーキャピタルファンド「アライアンス・ベンチャーズ」が、米国のモビリティデータプラットフォームであるコード(Coord)社の500万ドルの資金調達において、リード投資家をつとめたと発表した。

トラックス(Trucks)、アーバンUS、DBベンチャーズ、ジョシュア・シャクター氏も共同投資家として本投資に参加し、コード社の既存投資家であるアルファベット社の子会社サイドウォーク・ラボ社とともに、コード社を支援する。

コード社はこれまで、同社の堅牢なAPIを開発者へ提供することに重点を置いてきたが、今後は新たな資金を活用し、展開地域を拡大するとともに、法人顧客による道路、縁石、駐車場などの交通インフラ利用の最適化を可能とする包括的なソリューションの構築を目指す。

アライアンス・ベンチャーズで今回の投資を担当したライアン・アームブラスト氏は、「シームレスなモビリティの実現を通じ、より暮らしやすい都市を作るというコード社の使命を支援でき、嬉しく思う。コード社は、既存の交通手段の効率的な運用を支援するだけでなく、スクーターのシェアリングや自動運転車などの新たな交通手段の早急な実験を可能にする上で不可欠なデジタルインフラを構築している」と述べた。

コード社CEOのスティーブン・スミス氏は、「モビリティ市場を変革するチャンスを見出した様々な投資家の皆さまにご支援いただき、感謝している。アライアンス・ベンチャーズおよび各社がもたらす交通・都市技術に関する専門知識を活かすことで、私たちは北米全土の都市へのモビリティソリューションの導入を推進できるようになるでしょう」と述べた。

《丹羽圭@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る