KYBグループ国内取引状況、仕入先は2900社…東京商工リサーチ調べ

東京商工リサーチは、KYBが免震データの改ざんを公表したことを受け、KYBグループの国内取引状況を調査。直接取引のある1次、間接取引の2次の取引先総数は仕入先合計が2900社、販売先合計は1201社だった。

1次仕入先は600社。産業別では、製造業が345社(構成比57.5%)で最多。以下、卸売業が130社(同21.6%)、サービス業他が50社(同8.3%)と続く。産業を細分化した小分類では、最多は自動車部分品・附属品製造業の54社(同9.0%)。以下、油圧・空圧機器製造業46社(同7.6%)、その他の産業機械器具卸売業26社(同4.3%)、金属加工機械卸売業15社、金属プレス製品製造業14社の順。

本社地は、愛知県が144社(同24.0%)で最多、次いで東京都が97社(同16.1%)と続く。1次仕入先は約9割、1次販売先は6割が関東および中部に集中している。

また、資本金1億円未満の中小企業は、1次仕入先600社のうち、534社(構成比89.0%)。2次仕入先2407社のうち、1,486社(同61.7%)と大半を占めた。

2次仕入先は1次仕入先の4倍にあたる2407社。産業別では、製造業が最も多く1216社(同50.5%)。次いで、卸売業の912社(同37.8%)で、この2産業が突出して多い。

また、販売先では、1次販売先は198社、2次販売先は1049社だった。産業別では、1次販売先の最多は製造の96社(同48.4%)、2次販売先の最多も製造業の420社(同40.0%)。業種別は、1次が油圧・空圧機器製造業18社(同9.0%)、2次は自動車部分品・附属品卸売業49社(同4.6%)がトップだった。

KYBは、建物用の免震用オイルダンパーで住居、医療、福祉施設など903件、制震用オイルダンパーで事務所、住居など83件が不適合品と公表。一方、自動車や二輪車などの車両用は、不適切行為がなかったことを確認済みとした。ただ、取引先の多くは中小企業が占めており、今後の展開次第では取引先への影響も危惧される。

《纐纈敏也@DAYS》

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