小田急グループの小田急エージェンシーは10月19日、引退した特急ロマンスカー7000形(LSE)の車内装備品を活用するプロジェクトを10月20日から開始すると発表した。
このプロジェクトは「Romancecar Memorial Parts Project」と題し、10月に引退したLSEで使用していたシートやテーブル、カーテンといった車内装備品を、プロダクトデザイナーの手によりリメイクするというもの。
その第1弾として、シートの座面を使った「ロマンスチェア」(20脚限定、税込59万8000円)、テーブルを使った「ロマンステーブル」(100台限定、税込18万9000円)、カーテンを使った「ロマンスウォッチ」(200個限定、税込2万円)、「ロマンスTシャツ」(200枚限定、税込4800円)を発売する。これらの試作品は、10月20・21日に海老名車両基地(神奈川県海老名市)で開催される「小田急ファミリー鉄道展2018」で展示される。
発売は10月20日10時から12月25日23時59分までプロジェクトの特設サイトで行なわれ、収益の一部は神奈川県開成町で保存されている特急ロマンスカー3100形(NSE)の保存管理費用に充てられるという。受注生産のため、発送は2019年3月以降となる。
左からロマンスチェア、ロマンステーブル、ロマンスウォッチ、ロマンスTシャツ。ロマンスウォッチは文字盤に、ロマンスTシャツは胸ポケットにLSEのカーテンを使用。