気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2018年10月22日付
●台湾特急脱線18人死亡(読売・1面)
●連結トラック本格解禁、国交省、全長25メートルまで、まず新東名(読売・2面)
●ガソリン価格高止まり、各産業で利益圧迫、中東不安、元売り再編で余剰出ず(読売・3面)
●高級外車売却益隠し続出、申告漏れ含め25億円(読売・31面)
●飲酒運転130キロで追突か、青森・4人死亡事故(朝日・35面)
●マルケスが総合3連覇、オートバイ日本グランプリ(毎日・19面)
●景気「拡大」1割減、6月比貿易戦争を懸念(日経・1面)
●欧州の車部品大手買収、カルソニックカンセイ、8000億円で(日経・1面)
●経営の視点、GMの「両利き経営」今と未来の課題に対処(日経・5面)
●プロ野球CS最終ステージ、タカ3連勝CS突破(日経・33面)
ひとくちコメント
きのう(10月21日)は全国的に空がすっきり晴れわたった秋晴れの日曜日で、すがすがしい気分で紅葉狩りやプロ野球クライマックスシリーズなどのスポーツ観戦を楽しんだ人たちも多かったようだ。
そのクライマックスの最終ステージでパ・リーグではソフトバンクが西武に勝って日本シリーズに進出。すでにセ・リーグが広島東洋カープが突破を決めていることから、日本一をかけソフトバンクと戦うことになる。
ソフトバンクと言えば、次世代車でトヨタ自動車と提携したばかり。代表の孫正義氏は、トヨタの豊田章男社長が会長を務める日本自動車工業会のイベントにも飛び入り参加するなどの蜜月ぶりである。一方の広島はマツダのおひざ元で「カープ愛」は半端ではない。トヨタはマツダとも資本提携を結んでいるため、日本シリーズでの応援は悩ましいところだろう。
そんなプロ野球の余談はともかく、夕方になって台湾からは痛ましい列車脱線事故のニュースが伝わってきた。
台湾鉄道の特急列車「プユマ号」が脱線・横転し、18人が死亡、160人以上が重軽傷を負ったという。きょうの各紙にも1面などで「台湾脱線・横転18人死亡」などと、大きく報じているが、 脱線事故を起こしたのは8両編成の列車で366人が乗車していたそうだ。
脱線現場は線路がカーブしており、列車の全8両が脱線し、そのうち5両は横転したという。脱線の原因は「調査中」としているが、読売などによると「速度の出し過ぎが原因ではないかとの見方が出ている」とも伝えている。
ちなみに、脱線した車両は名古屋市に本社のある日本車両製造から購入した「日本製」だったという。日本では列車の脱線事故といえば、2005年4月にJR西日本福知山線の塚口駅~尼崎駅間で発生し、107人もの死者を出した悲惨な事故を思い出す。現地報道によると、台湾では「昨年少なくとも4件の脱線事故が起きている」そうで、車両の欠陥とともに運転操作ミスかどうかも問われる。