コンチネンタル、ジャガー I-PACE にパワーエレクトロニクス供給…ジャガー初のEV

ジャガー I-PACE
ジャガー I-PACE全 4 枚

コンチネンタル(Continental)は10月22日、同社のパワーエレクトロニクスが、ジャガー初の市販EVの『I-PACE』(Jaguar I-PACE)に採用された、と発表した。

ジャガーI-PACEのEVパワートレインは、電気モーターを前後アクスルに搭載し、4輪を駆動。2個のモーターは合計で400psのパワーと、71kgmのトルクを引き出す。I-PACEは0~100km/h加速4.8秒のパフォーマンスを実現する。バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は90kWh。DC100kWの急速チャージャーを使えば、バッテリーの80%の容量をおよそ40分で充電可能、100km走行分であれば、およそ15分で充電できる。

このジャガーI-PACEが、コンチネンタルのパワーエレクトロニクスを採用。パワーエレクトロニクスは、EVパワートレインの重要なコンポーネント。モーターに電力を供給し、エネルギー回収システムも制御。高電圧バッテリーとモーターとの間のインターフェースとして機能する。また、バッテリーはDC電源を供給するが、モーターは3相AC電源で作動する。そのため、パワーエレクトロニクスはインバーターを使用して、DC電力を変換する必要がある。

ジャガーI-PACE向けのパワーエレクトロニクスでは、停止してすぐにフルスロットルで加速する場合に、最大電流を数分の1秒で供給する必要があったという。コンチネンタルの開発チームに与えられた課題は、非常に高い負荷の変化に対応すると同時に、ロングライフという点で自動車システムに期待される要件を満たすことにあったという。

ジャガー I-PACEジャガー I-PACE

コンチネンタルは、ジャガーI-PACE向けに、最大650アンペアの電流で作動するパワーエレクトロニクスを開発。コンチネンタルは、大電流と極端な負荷変動に対応するために、ジャガーI-PACE向けのパワーエレクトロニクスを開発した、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  3. ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
  4. ニュルブルクリンクで試験中を捕捉!! トヨタ・スープラの最高峰「GRMN」
  5. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  6. 疲れ知らずのドライビング体験!シート交換がもたらす快適性の秘密~カスタムHOW TO~
  7. ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
  8. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  9. BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化…北京モーターショー2024
  10. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
ランキングをもっと見る