米の自動車ブランド力調査でマツダが3位に急上昇、4位のスバルは大規模リコール検討へ[新聞ウォッチ]

マツダMX-5ミアータ(日本名:ロードスター)
マツダMX-5ミアータ(日本名:ロードスター)全 3 枚

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2018年10月26日付

●リニア27年開業綱渡り、談合・工事費増工期遅れも(読売・10面)

●ジープ・ラングラー11年ぶり全面改良(読売・10面)

●東証3週間で3000円下落、米株急落受け終値800円超安(朝日・1面)

●車関税への脅し「再開ありうる」オバマ政権でTPP交渉担当(朝日・7面)

●パナ、車開発で百度と提携へ、日中会談合わせ企業の協業続々(朝日・9面)

●スバル、対応長期化か、費用かさみ、業績に懸念、大規模リコール(朝日・11面)

●テスラ好調黒字転換、8四半期ぶり「モデル3」人気(朝日・11面)

●低迷クラリオン日立が売却検討、カーナビ子会社(朝日・11面)

●操作性向上NSX来年5月発売2370万円(毎日・7面)

●スペイン車部品大手が日本工場、まずホンダに供給(毎日・7面)

●日本車ブランド米で上位を独占(産経・12面)

●消費増税ポイント還元、車、住宅は対象外、検討(東京・7面)

●「減速」「停車」AIが分析、声、視線で運転制御、名古屋大など開発(東京・7面)

●米・カナダ・メキシコ「新NAFTA」エンジン域内生産義務に、日欧メーカーに影響(日経・1面)

●欧州車減益好調から暗転、ダイムラー今期「前期よりかなり減」ディーゼル対策・貿易戦争、強まる逆風が直撃(日経・15面)

●現代自動車、営業益76%減、7~9月、新興国のウォン高響く(日経・15面)

●自動運転EVサービス化、パナソニック参入(日経・17面)

ひとくちコメント

米国の有力専門誌『コンシューマー・リポート』が発表した自動車ブランドの信頼調査で、日本の企業が上位を独占したという。共同通信が配信した記事を、きょうの産経などが取り上げている。

それによると、首位がトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」、2位が「トヨタ」で前年の1、2位が入れ替わった。3位には「マツダ」が前年12位から急上昇、「スバル」も前年6位から4位にランクアップしている。

このうち、マツダの急上昇については「ロードスター(日本名)などの評価が高かったためとしている。

自動車ブランドの信頼度調査は、50万台超の車のデータを集め、性能や品質などを分析。日本勢では日産自動車の高級車ブランド「インフィニティ」も前年の7位から6位に上がったが、日産の「ニッサン」は14位、「ホンダ」は15位にランクを下げたそうだ。

この調査結果からも日本車の信頼度が一段と高まっているようだが、こうした中、SUBARU(スバル)がエンジン関連部品で大規模なリコール(無料の回収・修理)を国土交通省に届け出る方向で検討中、というニュースも流れている。

朝日が10月25日朝刊で報じたほか、きょうも毎日が「スバル大規模リコール、届け出検討、主要モデル数十万台」、日経も「エンジン部品、不具合か、スバル、リコール拡大」などと伝えている。

また、朝日はきょうも経済面のトップ記事として「スバル、対応長期化か、費用かさみ、業績に懸念」と続報。2018年9月中間連結決算の業績予想を下方修正し、純利益を当初から301億円引き下げ、490億円に設定したものの「リコール作業の手間がかかり、費用もかさむとの見方も出ており、業績に及ぼす悪影響への懸念が広がっている」と報じている。

気になるリコールの対象となる車種は主力の『インプレッサ』や『フォレスター』、トヨタのブランドで販売する『86』も含まれるほか、ドル箱の米国で販売した車種についても現地の当局にリコールを届け出る見通しだそうだ。

《福田俊之》

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