サウンドコンペティターかく語りき…"DIATONE"だからこその魅力とは Part2

"Kサウンド"で製作された"SUBARU・インプレッサ スポーツ"(オーナー:高橋宏昭さん)。全 10 枚

"サウンド・コンペティター"と呼ばれる、カーオーディオを競技として楽しんでいる人々がいる。高音質を競い合う"サウンドコンペティション"で上位に食い込むべく、日々、愛車のシステムの性能アップに取り組む、そんな楽しみ方をしている人たちがいるのだ。

そしてそのような言わば"尖った"愛好家の中にも、"DIATONE"信望者が多数存在している。彼らはどのような理由でこれを選び、それらをどのように使いこなしているのか。それらを取材し、"DIATONE"ならではの魅力を改めてあぶり出そうと試みている。そのリポートの後編をお届けする。

今回、"サウンドコンペティター"の方々に話を聞くために向かった先は、10月8日に開催された『カーエキサイトジャム2018 in 香川』の会場となった、香川県丸亀市・綾歌総合文化会館アイレックス。そこで会ったお二人の話を、詳細に紹介していく。

■『DIATONE SOUND.NAVI』の初代モデル『NR-MZ60PREMI』の登場のニュースを聞き…。

最初に、大阪府の人気ショップ"イースト"で製作された"HONDA・CR-Z"で参加した竹田昌史さんに聞いた話から紹介していこう。竹田さんも前編で取り上げた方々と同様に、カーオーディオ歴は長い。約18年にわたってこれを楽しんできたという。

さて、まずは竹田さんの愛車に搭載されているシステムレイアウトからお伝えしよう。メインユニットが『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』、そしてフロントスピーカーがRSオーディオのミドルグレードモデル(2ウェイ)。そしてサブウーファーとそれを駆動するパワーアンプにもRSオーディオをチョイスしている。なおフロントスピーカーは『NR-MZ100PREMI』の内蔵アンプで鳴らしている。"サウンドコンペ"に出場するクルマとしては比較的"ライトな仕様"と言っていい。

このようなシステム構成を採用しているのにはワケがある。話は2012年の夏まで遡る。

「そのころちょうど、メインユニットの買い替えを検討していたのですが、欲しいと思える機種がなくて、どうしたものかと思っていました。当時、ハイエンドメインユニットと言えば"カロッツェリアX"が人気を博していましたが、私は人とは違うユニットを使いたいタイプなんです(笑)。しかし、"カロッツェリアX"に対抗できるユニットが他に見当たりませんでした。

そこに、"DIATONE"から新しいハイエンド機が登場するというニュースが飛び込んできたので、すぐさまこれを予約しました」

ちなみに、『NR-MZ60PREMI』を付ける前まで竹田さんは、外部パワーアンプを用いたフルシステムを組んでいたのだが…。

「『NR-MZ60PREMI』の音を聴いて驚きました。そして、この内蔵パワーアンプなら外部アンプを積んだクルマとも勝負できると感じました。人とは違うアプローチを取りたいタイプでもあるので、これからは"内蔵アンプシステム"で勝負していこうと思い立ったのです」

こうして竹田さんは『DIATONE SOUND.NAVI』を使い始め、そしてシステムを"ライト仕様"へと変えた、というわけなのだ。

■「『NR-MZ60PREMI』を装着した直後の"サウンドコンペ"では、相当に注目されました」

竹田さんは、『NR-MZ60PREMI』を装着したばかりの頃の、興味深いエピソードも教えてくれた。

「『NR-MZ60PREMI』を装着し、直後に開催された"サウンドコンペ"に早速出場したのですが、製品が話題を呼んでいたので、コンペ会場では相当に注目されましたね。他のクラスのジャッジの方にも聴かせてくれと頼まれたりして。その日のことは今でも鮮明に覚えています。とても気分が良かったです(笑)」 

なお竹田さんはその後、『DIATONE SOUND.NAVI』が『80』、『90』、『100』と進化していくのに合わせて都度、新製品に入れ替えてきた。毎回音質の進化幅が想定以上に大きく、それを看過できなかったのだと言う。ただし、"内蔵アンプシステム"にはこだわり続けてきた。

「まだまだ内蔵パワーアンプで外部アンプシステムと勝負できていますから、外部アンプの導入は考えていません。ところで、現行モデルに換えていないのは、『NR-MZ100PREMI』の性能をまだ引き出し切れていないと感じているからです。現行モデルの方が高性能ですが、私自身はまだ、『NR-MZ100PREMI』の限界に到達できていないと思っていて」

さらにはこんな話も聞かせてくれた。"内蔵アンプシステム"で"コンペ"を闘っていることには、実はもう1つ別の理由もあると言う。

「出場できるクラスの選択肢が1つ増えるんですよ。大会によっては"内蔵アンプクラス"が設けられることがあり、そこへの出場も可能となります。"サウンドコンペ"に参加する楽しみ方の幅が広がるんです(笑)。

まだまだ当分は"内蔵アンプシステム"にこだわっていきたいと思っています。『DIATONE SOUND.NAVI』ならそれが可能ですから」

"サウンドコンペ"には、このような楽しみ方もあるのだ。それを実践できているのは、『DIATONE SOUND.NAVI』の実力があればこそ。もしも"サウンドコンペ"に興味があれば、竹田さんと同じように『DIATONE SOUND.NAVI』を核とする"ライト仕様"でこれに挑戦するのもアリだ。

■「行けるところまで行けた」という思いから、新たなシステムの構築を模索し、"DIATONE"と出会う。

最後に、『DIATONE SOUND.NAVI』と"DIATONE"のフラッグシップスピーカー『DS-SA1000』を使っている"サウンドコンペティター"をクローズアップする。広島県の実力ショップ"Kサウンド"で製作された"SUBARU・インプレッサ スポーツ"に乗る高橋宏昭さんから聞いた話を紹介していく。

高橋さんも、カーオーディオ歴は約18年というベテランユーザーだ。そして"サウンドコンペ"への出場歴も相応に長い。

なお、高橋さんが"DIATONE"製品を使い始めたのは、2013年に発売開始となった『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ80PREMI』からだと言う。それ以前は、"カロッツェリアX"を中心としたハイエンドシステムを組み、ハイレベルな"サウンドコンペ"で上位入賞を果たすなどの結果も残していたのだが、クルマを新しくしたタイミングで一旦システムのリセットを決意。そうして『NR-MZ80PREMI』を中心とする"内蔵パワーアンプ"システムを組んだとのことだ。

「行くところまで行けたという達成感があり、一度すべてを新しくしようと考えました。そうして次はどんなシステムを組もうかと考えていたとき、『DIATONE SOUND.NAVI』の2代目モデルが発売されたばかりで話題を集めていたんです。

実際にデモ機を見て聴いて高性能であることを実感し、購入を決めました。初代モデルから気になっていましたし。

調整がしやすそうなところも気に入ったポイントでした。以前から自分でもサウンドチューニングをしていたのですが、『DIATONE SOUND.NAVI』の場合は2DINの画面でこれを行えますので、1DIN機の小さな画面で操作するよりも相当に使いやすそうに思えました。

そして今度は、"コストパフォーマンス"をテーマに高音質を追求していこうと考えました。『NR-MZ80PREMI』なら内蔵パワーアンプが高性能なので、外部パワーアンプを導入しなくても大丈夫だと思えたんです。新しい挑戦ができることにワクワクしましたね」

■その後『DIATONEスピーカー』と出会い、次なる目標が定まる。

なお高橋さんはその後、割とすぐに外部パワーアンプの導入に踏み切っている。

「ミドルグレードのパワーアンプで気に入ったモデルと出会えたので、それを導入しました。今でもそれを使っています。『DIATONE SOUND.NAVI』を核としながらのリーズナブルな外部アンプシステム、という仕様で高音質を追求してきました。

ちなみに、『DIATONE SOUND.NAVI』については、毎年新製品が出る度に追いかけ続けてきました。『90』、『100』、そして今は『NR-MZ200PREMI』を使っています」

しかし、最新モデルの『NR-MZ300PREMI』にはバージョンアップさせていない。理由は、「新たな目標が見えてきたから」だ。

「実は一昨年、スピーカーを『DS-SA1000』に買い替えたんです。以降は『DS-SA1000』の性能を引き出すことがテーマとなりました。なので『NR-MZ300PREMI』には行かずに、システムの"ハイレゾ化"を推し進めました。主役が『DIATONE SOUND.NAVI』から『DS-SA1000』へと代わった、というわけです。

厳密に言うと、方向性が変わった本当のきっかけは、"DIATONE"のサブウーファー『SW-G50』との出会いです。『DS-SA1000』を使う少し前からこれを使い始めていて。この性能の高さには驚かされました。それで『DIATONEスピーカー』の魅力にハマり、『DS-SA1000』の装着に至ったんです。

スピーカーを換えたことで、システムの伸びしろが一層拡張しました。まだまだ総合力を高められるはずだと思っています。

最近では、『DS-SA1000』の良さをさらに引き出すために、例えば電源強化に取り組んだり調整を煮詰めたりと、細かな部分のブラッシュアップに取り組んでいます。

"DIATONE"のおかげで、カーオーディオを深く楽しむことができています。今後は、新機軸となる製品が出てきてほしいとも思っています。これからも"DIATONE"には期待し続けたいですね」

"DIATONE"は、ビギナーをカーオーディオの楽しさへと誘うことができるブランドでもあり、マニアを本気にさせ、そして十二分に楽しませる実力も持ち合わせている。

カーオーディオという奥深い趣味に興味があれば、"DIATONE"をキーワードに、この世界に足を踏み入れてみてはいかがだろうか。カーライフが今より充実することは、間違いない。

サウンドコンペティターかく語りき。"DIATONE"だからこその魅力とは…。Part2

《太田祥三》

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