アウディ営業利益27.8%減、新燃費基準とディーゼル案件が影響 2018年第3四半期決算

アウディのドイツ本社
アウディのドイツ本社全 1 枚

アウディ(Audi)は10月31日、2018年第3四半期(7~9月)の決算を発表した。

同社の発表によると、傘下のランボルギーニやドゥカティを含めたグループ全体の売上高は、130億7400万ユーロ(約1兆6755億円)となり、前年同期の140億1700万ユーロに対して、6.7%減とマイナスに転じた。

また、第3四半期の営業利益(特殊要因調整前)は、9億1000万ユーロ(約1166億円)にとどまる。前年同期の12億6100万ユーロに対して、27.8%の減益となった。

大幅な減益となった要因は、欧州市場での新燃費基準「WLTP」の9月からの導入を前に、在庫車の値引き販売を迫られたため。ディーゼル案件に関して、ドイツ当局から科せられた8億ユーロの罰金も、収益を圧迫する要因になった。

アウディの2017年通期(1~12月)の売上高は、前年比1.4%増の601億2800万ユーロ。2017年通期の調整後の営業利益は、前年比53%増の46億7100万ユーロとなり、2年ぶりの増益だった。

《森脇稔》

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