ジャガー・ランドローバーが未来的電動バイク『ベクター』に出資、電動化戦略の一環…EICMA 2018

アーク・ベクター
アーク・ベクター全 4 枚
ジャガー・ランドローバーは、「ミラノモーターサイクルショー2018」(EICMA 2018)で電動バイクの『ベクター』(Vector)を初公開した英国の新興二輪車メーカー、アーク(Arc)に出資すると発表した。

アークは、英国の自動車産業の中心地、コベントリーに本拠を構える新興二輪車メーカーだ。同社のベクターは、新世代の電動バイクで、0~96km/h加速3.1秒、最高速200km/hの性能を持つ。1回の充電での航続は、市街地でおよそ320km、高速道路でおよそ190km。急速チャージャーを利用すれば、バッテリーは45分で充電できる。

また、ベクターには最新の技術として、「HUD(ヘッドアップディスプレイ)ヘルメット」が採用されており、「ゼニス」と命名されたヘルメットのバイザーに、速度やナビゲーションなどの情報を投影する。オプションで、「ハプティクスライドウェア」と呼ばれるライダーズジャケットも設定。ハプティクスとは、触覚を通じて情報を伝達するテクノロジーで、ライダーズジャケットを振動させて、潜在的な危険をライダーに警告したり、バイクの能力の限界にどれくらい近づいているかを知らせたりすることを可能にした。

ジャガー・ランドローバーは、このアークへの出資を発表した。ジャガー・ランドローバーは、ジャガー初の市販EV、『I-PACE』を発売するなど、電動化を進めている。今回のアークへの出資は、ジャガー・ランドローバーの電動化戦略の一環となる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ジープ レネゲード eハイブリッド 新型試乗】レネゲード、ここにいよいよ極まれり…島崎七生人
  2. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  3. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る