ZF、電動パワートレインを全カテゴリーに供給…EVやハイブリッドなど

電動パワートレインを全てのカテゴリーに供給するZF
電動パワートレインを全てのカテゴリーに供給するZF全 4 枚

ZFは11月8日、乗用車や大型商用車、レーシングカー、自転車まで、全てのカテゴリーにEVやハイブリッドなどの電動パワートレインを供給すると発表した。

ZFの最新の電動パワートレインのひとつが、大型商用車向けのテクノロジーだ。全長18mに及ぶ連節バスに電動パワートレインを組み込む。2基の「AVE 130」電動アクスルモジュールが、合計4個のモーターによるパワフルな加速を可能にしている。

このモジュールは、インバーター、駆動制御装置、パワーエレクトロニクスを含むシステムパッケージにまとめられ、最適なエネルギー効率によって航続を延ばす。ZFによると、標準的な連節バスでは、1基のAVE 130電動アクスルモジュールで充分なパワーが得られるという。

ZFはAVE130の他にも、低床および高床バス用に新しい電動式セントラルドライブ「CeTrax」をシステムソリューションとして供給する。「Plug-and-Drive」アプローチによって、シャーシ、アクスル、またはディファレンシャルに大きな変更を施さなくても、CeTraxを既存の車両プラットフォームに統合することができる。ZFは既存モデルのプラットフォームを維持しながら、電動化を考えている車両メーカーにこの技術を訴求していく。

CeTraxは、主に要件の厳しいバス用途に対して、最大で408hpのパワーと、449kgmのトルクを発生し、重量と効率面でメリットを発揮する。システムパッケージには、走行制御装置やインバーターが統合されており、車両メーカーには、出力、効率、寿命の点で最適に調整された総合ソリューションを供給できる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る