ルノー日産三菱、リチウムイオンバッテリー企業に出資…5分の充電で長い航続実現目指す

リチウムイオンバッテリー技術を開発するエネベート社の公式サイト
リチウムイオンバッテリー技術を開発するエネベート社の公式サイト全 1 枚

ルノー日産三菱アライアンス(Renault-Nissan-Mitsubishi)は11月13日、3社が共同設立したベンチャーキャピタルファンドの「アライアンス・ベンチャーズ」が、リチウムイオンバッテリー技術を開発するエネベート社に出資し、電動化戦略を加速させると発表した。

エネベート社は、米国カリフォルニア州にグローバル本社を構え、リチウムイオンバッテリー技術のライセンス供与を行っている。同社はシリコン主体の負極や電池セル技術で特許を持ち、超急速充電を可能にする「HD-Energy Technology」を開発した。

HD-Energy Technologyは、高エネルギー密度、寒冷地における高い充電性能、低コスト、従来のグラファイト式リチウムイオンバッテリーを凌ぐ安全性などの特徴を持つ。わずか5分間の急速充電でも、高いエネルギー密度と長い航続を可能にするという。

ルノー日産三菱アライアンスの今回の投資は、電動化戦略を加速させるものとなる。エネベート社の技術は、ガソリン車の給油と同程度の時間で、高いエネルギー密度の超急速充電を可能にする。アライアンスは、画期的なリチウムイオンバッテリーを開発するエネベート社が特許を持つ最先端の電極技術の開発を後押ししていく。

《森脇稔》

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