パーティバイクは「自転車」、乗客は「運転者に該当しない」との経産省見解 都内に登場か

パーティバイクの海外での例 (c) Getty Images
パーティバイクの海外での例 (c) Getty Images全 3 枚

パーティテーブルの下のペダルを乗員・乗客が漕いで、テーブルで飲食を楽しみながら走行する乗り物がある。海外の観光地などで運行されているが、これが東京都内に登場するかもしれない。

経済産業省は14日、乗客用サドル下に電動アシストモーターを搭載したペダルを装備した四輪自転車(通称=パーティバイク、ビアバイク)について、(1)これが自転車に該当し、(2)ドライバーシート以外の乗員は、前進させるためにペダルを漕いでいるに過ぎないことから、運転者には該当しないとの見解を発表した。

パーティバイクは最大で12人程度乗車可能で、乗員がドライバーシートでハンドルとブレーキを操作し、乗客がペダルを漕ぐことで走行する。

事業者から、パーティバイクの乗客用サドル下に電動アシストモーターを搭載したペダルを装備した四輪自転車について、(1)道路交通法で定める自転車に該当するのか、と、(2)ドライバーシートでハンドル、ブレーキを操作する人は運転者に該当し、ペダル操作のみを行う乗客は運転者に該当しないのか、グレーゾーン解消制度による照会があった。

経済産業省が国家公安委員会に照会した結果、この四輪車が人の力を補うため原動機を用いる自転車の基準を満たす場合、自転車に該当すると回答があった。また、四輪車の「ドライバーシート」でハンドルとブレーキを操作する人は運転者に該当し、「ドライバーシート」以外の座席に座る人は、四輪車を前進させるためにペダルを漕いでいるに過ぎないことから、運転者には該当しないと回答があった。

《レスポンス編集部》

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