スピーカーケーブルのトレンド分析 lll[カーオーディオ 製品選び]

チェルノフケーブル・SPECIAL
チェルノフケーブル・SPECIAL全 2 枚

カーオーディオを製品選びの段階から楽しみ尽くしていただこうと、その指針となるようなチョイスにおける“傾向と対策”を解説している当コーナー。現在は「ケーブル」にスポットを当てている。今週は先週に引き続き「スピーカーケーブル」のトレンド分析を進めていく。

【画像全2枚】

今回も、ロシアのカーオーディオケーブル専業ブランド“チェルノフケーブル”のラインナップを例に、“最新スピーカーケーブル事情”を考察していく。

さて、先週の記事内でも記したように、現在日本国内で通常販売されている“チェルノフケーブル”の「スピーカーケーブル」は、4ラインが存在している。今回はその中での2ndグレードとトップエンドグレードとなるモデルを取り上げる。

では本題に入りたい。2ndグレードとなるのは『SPECIAL』(税抜価格」4900円/1m)だ。写真を見ていただくと分かるのだが、これよりも1グレード下の『ORIGINAL』と比べて、被覆の構造が複雑化している。静電対策や電磁ノイズ対策、さらには制振対策や熱対策等々が手厚く施されていることが見て取れる。なお、『ORIGINAL』はプラス側のケーブルとマイナス側のケーブルが並行した形状となっていたが、当機では見た目上1本のケーブルとして仕上げられていることも特徴となっている。

外形寸法は直径10.5mm。そこそこに太いが、このくらいであれば実用レベルと言っていいだろう。スピーカーケーブルは高級機になるほど太くなっていく傾向があるが、太くなり過ぎると引き回し作業が困難になる。特に、ドア内部にアクセスしようとする箇所がハードルとなる。その部分を通せないほどの太さのケーブルを使おうとする場合には、そこにだけ細いケーブルが継ぎ足されたり、ドアの鉄板が加工されることもある。とはいえできれば普通に通せた方がベターだ。購入の際には太さのチェックもお忘れなきように。

そして、日本で通常販売されている中でのトップエンドモデルとなるのが『CLASSIC』(税抜価格:9300円/1m)だ。

当機ではさらに構造が複雑化する。被膜部分にもBRC銅ワイヤー網線(ドレインワイヤー付)が採用され、ノイズ対策等々がさらに厳重に施されている。なお、当機の太さは14.8mm。ベーシックなモデルと比べるとかなり太い。取り回し性の難易度は低くないと言えそうだ。

ところで、「ラインケーブル」の場合は2ch分がセットになって製品化されているが、「スピーカーケーブル」の場合は、1chに対して1本ずつ用意する必要がある。パッシブクロスオーバーネットワークを使ってスピーカーを鳴らす場合でも、左右2本が必要となる。フロント2ウェイをマルチアンプ駆動しようとするときには4本を用意しなくてはならない。また、「ラインケーブル」よりも長さが必要となるケースが多い。であるので、1mあたり9300円と聞くとそれほど高額ではないようにも感じられるかもしれないが、仮にフロント2ウェイをマルチ駆動させるシステムレイアウトで、アンプからスピーカーまで4mが必要だとすると…。9300円×4m×4本となり、そこそこのコストが掛かってくる。必要な長さと本数を考慮しながら、製品選びを実行したい。

今回はここまでとさせていただく。次回も「ケーブル」についての“傾向と対策”の考察を続行する。お楽しみに。

【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.6「ケーブル編」その7 スピーカーケーブルのトレンド分析lll

《太田祥三》

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