日産、中国のEV『シルフィ・ゼロエミッション』は日産90台と堅調な立ち上げ

東風日産・花都第2工場でのシルフィ・ゼロエミッション生産
東風日産・花都第2工場でのシルフィ・ゼロエミッション生産全 4 枚

日産自動車は11月15日、今年9月に中国に市場投入した東風日産ブランドの電気自動車(EV)『シルフィ・ゼロエミッション』の広州市内の生産工場などを日本の報道関係者に初公開した。

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シルフィ・ゼロエミッションは、東風日産・花都第2工場で生産しており、現在は日産90台の生産ペースとなっている。2018年内に累計9000台の生産計画を立てている。9月から始めた受注の具体的な台数は公表していないものの「順調」(東風日産幹部)とし、広州市などでは登録も始まっている。

シルフィ・ゼロエミッションは日産のEV専用車『リーフ』のプラットフォーム(車台)を流用、パワートレインも基本的に同一構成としている。ただし、バッテリーは中国製品を調達し、電池モジュールへの組み立て工程などは内製している。また、モーターやインバーターは現時点では日本から調達している。

ベース車両のシルフィは、年間40万台程度の販売実績があり、東風日産では最量販車種となっている。日産と東風汽車集団の合弁会社である東風汽車有限の泉田金太郎経営企画本部長は「ファミリーセダンとして人気を確立したモデルをEVとしてご提供することで、電動車の普及を加速させたい」と狙いを語る。

生産ラインではシルフィのガソリン車など計3車種による混流生産している。EVとガソリン車では部品点数の違いから工程数にも差が出るため、混流生産は難しいものの「日本の追浜工場(神奈川県横須賀市)でのリーフの混流生産のノウハウを生かした」(東風日産の福岡知浩製造本部長)という。

福岡氏によると、現時点での19年の生産計画は2万3000台。今後の受注状況にもよるが、当面は月産2000台規模と、東風日産ブランドとして初のEVは、まずまずの出足となる。

<取材協力:日産自動車(工場視察)>

《池原照雄》

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