カーオーディオ・プロショップが薦める『初めてプラン』…パワードサブウーファー

ロックフォード・フォズゲート JPS-100-8
ロックフォード・フォズゲート JPS-100-8全 4 枚

「もっと“良い音”でドライブを楽しみたい!」。そう思っている音楽好きなドライバーの方々に向けた、カーオーディオの『初めてプラン』を紹介する短期集中連載をお届けしている。その第3回目となる今回は、“パワードサブウーファー”をテーマにお贈りする。

【画像全4枚】

今回、ご協力を仰いだのは、静岡県の実力ショップ“レジェーラ”の代表を務めている松野さん。「まずは“パワードサブウーファー”を導入する」という『初めてプラン』について、その意義から製品の選び方、そして取り付けに関することまでを、じっくりと聞いてきた。

■手軽に“低音強化”を実行でき、得られる効果も大きい!

最初に、“パワードサブウーファー”とはどのようなものなのかを教えてもらった。

「“サブウーファーユニット”、“ボックス”、“パワーアンプ”が一体化した、低音を強化するためのアイテムです。単体の“サブウーファーユニット”を使って低音強化をしようとする場合と比べると、手軽にそれを実行できることが利点です。また、小型・薄型モデルを選べば取り付けスペースも少なくてすみます。そして案外にリーズナブルなモデルも多いですから、コスト面でもハードルは低めです」

“低音強化”する利点についても聞いてみた。

「ドアに装着されているスピーカーの低音再生能力には限界があります。17cmくらいの口径では、音源に含まれている最低音までをしっかりと出し切るのが困難なんです。しかし“サブウーファー”を導入すれば、ドアのスピーカーが出せていなかった低音を良好な音質で再生できるようになります。それまで聴こえていなかった音が聴こえてきますので、サウンドの変化幅は相当に大きいです。

何より、“音楽性”が向上します。低音が確実に再生されることで、迫力が増します。そしてドラムやベースといったリズム楽器の音がはっきり聴こえてきますから、躍動感が上がりノリも良くなります。さらには、低音がしっかり鳴ることで、それに伴い中高音も豊かに響くようになり全体的な音質も向上します。また、低音がロードノイズでかき消されることも少なくなります。走行中の聴き心地が大きく変わってきます。

“パワードサブウーファー”ならば、以上のような効果が比較的に手軽に得られますから、『初めてプラン』として魅力的だと思います」

■“取り付け上の都合”を考えて製品選びを。そして、確実に取り付けるベシ!

続いては、実践しようとしたときのコツをいろいろと聞いてみた。まずは製品選びの勘どころから。

「予算ありきですがその上で、“取り付け上の都合”を優先して選んでいただければ良いと思います。例えば、場所を取りたくないと考えればシート下が取り付け場所の最有力候補となりますので、サイズをチェックして、そこに収められる大きさのモデルの中から選べばOKです。

取り付け可能なモデルが複数見つかった場合には、できるだけ大きなモデルを選んだ方がサウンド面では有利です。“サブウーファーユニット”の口径が大きくなればなるほど、低音の再生レンジが広がりますし、力強さも増大します。

ただし、良い音が得られるかどうかは、しっかりとした取り付けができるかどうかにかかっています。確実な取り付けが行えなければ大型モデルであっても十分に性能を発揮できませんし、少々小さめのモデルでもしっかりと取り付ければ満足度の高いサウンドが得られます。有名メーカーの製品であれば悪い音のするモデルはないですし、大きさを気にし過ぎる必要はないと思います。

例えば、固定の仕方でも音が変わってきます。足場をしっかりさせないと、“サブウーファーユニット”の動きにロスが生まれてしまうんです。シート下に取り付ける場合でしたら、ベース板を作製してその上に確実に固定すると万全です。

製品選びの前に、頼れる“カーオーディオ・プロショップ”を見つけられるかどうかが重要になると思います。信頼できるプロに取り付けを委ねれば、後からがっかりすることにはならないはずです」

■「安全面と音質面、両方に配慮して配線作業を実行しています」

取り付けに関するポイントについて、さらに詳しく教えてもらった。

「“パワードサブウーファー”の取り付けにおいての重要なポイントは、音に関することと安全に関すること、この両方だと思います。しっかりと固定させるのは安全性の観点でも非常に重要ですし、シート下に取り付ける場合ならば配線類がシートレールに干渉しないように気を付けることも大切です。

電源系の配線についても、音質面と安全面の両方でいろいろとケアしなければならないことが存在しています。

ちなみに当店では、プラス電源はメインバッテリーから直接引き回すようにしています。そうすることで安定的に必要な電源が供給できますので、音質面で有利です。そしてその際には、製品の能力に応じた適切な電力量を伝送できる太さが確保されたケーブルを、適切な長さで用意することも重要となります。無駄に長過ぎても良いことはありませんから。また、メインバッテリーのそばにヒューズを設置することもマストです。

信号配線についても注意点がいくつかあります。使用しているメインユニットに“サブウーファー出力”が備えられている場合は状況がシンプルなのですが、そうでないケースでは、車両ごと取り付け場所ごとでベストなやり方を模索する必要が出てきます。

ケースバイケースですが、スタンダードなのはリアスピーカーの近くから信号を分岐させる方法でしょうか。そうすると、メインユニットの“フェーダー”機能も便利に活用できるようになります。“フェーダー”というのは、フロントスピーカーとリアスピーカー間での音量バランスを取る機能ですが、これを活用することで、フロントスピーカーと“パワードサブウーファー”間の音量バランスを調整することも可能になるんです」

■特にビートの効いた音楽が好きならば、“パワードサブウーファー”から入るのは大アリ!

ところで、取り付け工賃の目安はどのくらいなのだろうか。

「当店の場合は、シート下に取り付けるケースでは、1万5000円から、とさせていただいています。これには“バッ直”する作業代も含まれています。製品に同梱されている以外のケーブルが必要になるときや、ベースボードを製作する場合には別途料金をいただいています。

取り付け費用は、良い音を得るための技術料だと考えていただきたいですね。音のこと、そして安全面のことで、プロならではのノウハウがいろいろと注入されますから」

あと、プロならではの技術と言えば、“サウンドチューニング”もその1つだが、“パワードサブウーファー”を取り付ける際には、どのような調整が行われるのだろうか。

「使用するメインユニットによってできることが変わってきますが、それぞれに応じて、できる限りのチューニングをしています。フロントスピーカーと“サブウーファー”間のクロスオーバー(帯域分割)調整ができるユニットでしたらそれを大いに活用します。それが出来ないユニットであっても、いろいろとテクニックを駆使して、良い音になるようにチューニングしていきます」

最後に、“パワードサブウーファー”を導入する楽しさについてまとめてもらった。

「フロントスピーカーが純正のままでも、重低音がしっかりと聴こえるようになると状況が一変します。まずは“パワードサブウーファー”の導入から入るのも全然アリだと思います。ヒップホップやR&B等々の低音の効いた音楽が好きな方ならば特に、“パワードサブウーファー”から入るとより楽しめるかもしれません。おすすめです」

“レジェーラ”の松野さんから聞いた話は以上だ。ビートの効いた音楽がお好きならば特に、“パワードサブウーファー”の導入には妙味がありそうだ。ご興味があればぜひとも実践を♪

“カーオーディオ・プロショップ”が薦める『初めてプラン』、全方位解説!! Part3「パワードサブウーファー」編

《太田祥三》

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