イタルジェット・ドラッグスターなどスクーターでも注目モデルが登場…EICMA 2018

イタルジェット・ドラッグスター
イタルジェット・ドラッグスター全 24 枚

数多くのスポーツモデルが公開された2018年のEICMAだが、コミュータークラスでも新モデルや新しい提案がいくつか登場した。なかでもイタルジェット『Dragster(ドラッグスター)』が復活したことは、マニアにとって注目すべきニュースだ。

【画像全24枚】

イタルジェットはかつて、複雑な鋼管フレームと片持ち式の前輪を持つユニークなスクーター、ドラッグスターを発売していた。その独創的でユニークなデザインはカルト的な人気を集めていたが、同社は2002年に経営破綻し、市場から姿を消していた。

資産を買収した企業が2006年にブランドを復活させて以降は、旧来のモデルを細々と継続販売していたイタルジェット。しかし最近は電動自転車を新規に開発するなど、少しずつ活動を活発化させてきている。

新しいドラッグスターについて、メーカーでは「たんなるリスタイリングではない」と主張する。リスタイリングとは表面的なデザインを改良すること。実際に新型はサスペンションレイアウトや前輪支持方法こそ旧型と同じだが、フレームは新設計のものを採用するブランニューモデルだ。

フレームは鋼管とアルミダイキャストで構成。搭載される水冷単気筒エンジンは、ショーでは125ccと200ccの2種が公開されたが、150ccも設定する計画もあるとか。125ccのスペックは最大出力11.0kW、最大トルク12.5Nm。200ccはそれぞれ14.6kW、17.0Nm。

どちらのエンジンも輸入ではなく「イタリア製」で、200ccモデルはトップスピードが125km/hに達すると発表されている。エンジン以外のフレームやブレーキ、タイヤ等の装備は共通。2019年から販売が開始される見通しだ。

このほかスクーターとしては、台湾のSYMが『EE1』、『ED1』という2台の電動モデルを公開。いずれも近日中に発売となる予定だ。

軽快なスタイリングを持つ『EE1』は、イタリアのデザイン会社「Car Studio」社が開発を担当した。バッテリー込みの車体重量は170kg。50km/h定速走行時の航続距離は100km、最高速度は 130km/hと公表されている。

いっぽうモペッドタイプの『ED1』は、車体の前後を折り畳めるのが特徴。アパートやオフィスの室内だけでなく、公共交通機関の車内にも持ち込むことができる。バッテリーを除いた車体重量は40kgで最高速度は25km/h。

《古庄 速人》

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