パワーケーブルのトレンド分析[カーオーディオ 製品選び]

チェルノフケーブルの「パワーケーブル」。
チェルノフケーブルの「パワーケーブル」。全 1 枚

カーオーディオを愛好する方々に向けて、製品選びの勘どころを解説している当コーナー。現在は「ケーブル」にスポットを当てている。その第7回目となる今回は、「パワーケーブル」のトレンド分析をお贈りする。

早速本題に入ろう。「ラインケーブル」や「スピーカーケーブル」と同様に、「パワーケーブル」においても、何を選ぶかによって得られるサウンドクオリティに違いが生じる。

なお、「パワーケーブル」の場合は、チョイスの際に検討すべき要素は2つある。1つは“グレード”、そしてもう1つが“太さ”だ。「パワーケーブル」は他のケーブルと同じく、“グレード”設定がさまざまあるが、同一“グレード”の中でも“太さ”違いがバリエーション豊かに設定されている(ブランドやシリーズによって細かさには違いがある)。そして、“太さ”違いによっても価格が大きく変わってくる。

ただ“太さ”については「太ければいい」というものでもない。“太い”ものの方が電気をたくさん通せるので、その意味では音質的には有利ではあるが、しかしながら、使用する機材の消費電力を鑑みて、それに見合ったものを選ぶことがもっとも肝要となる。細すぎないものを、つまりは“適切なもの”を選べばOKだ。そして、太すぎるものを選んで予算をむやみに増大させる必要もない。

なので、まずは必要な“太さ”を計算で導き出し、それを踏まえてブランド、グレード選択をしていこう。

と言いつつ、後々のパワーアンプ増設等が視野に入っている場合には、最初からそれを見越して“太い”ものを選んでおく、というのはアリだ。そうすれば、アンプを増設する際に「パワーケーブル」を買い替えないですむ。

ところで“グレード”違いによる価格差は、他のケーブルと比べると比較的に小さめだ。ちなみに、リーズナブルなモデルでは1mあたり数百円台からあり、高級“グレード”となると1mあたり1万円オーバー、というのが大体の目安だ。

高級品になるほどに、導体の品質が向上し電気の伝導効率が高くなる。そしてさらには被覆にも工夫が盛り込まれ、耐熱性、制振性等々が高められていく。

ところで制振性とは、外部から受ける振動と、電流が流れることで発生する振動、この両方に対してのものである場合が多い。電気が流れることでケーブルは自ら微細に振動する。そしてそれは音に対して良くない影響をおよぼす。また、走行振動によっても良くない影響が発生する。ゆえにケーブルには制振性能が盛り込まれるのだ。

今回はここまでとさせていただく。次回も「ケーブル」についてのトレンド分析を続行する。お楽しみに。

【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.6「ケーブル編」その8 パワーケーブルのトレンド分析

《太田祥三》

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