ルノー メガーヌR.S. 新型に最強の「トロフィー」、欧州発売へ…4万4100ユーロから

R.S.ベースのさらなる高性能モデル

チェッカーフラッグを模したライト

走行モードや車内の環境をカスタマイズできる「ルノーマルチセンス」

ルノー・メガーヌR.S.トロフィー 新型
ルノー・メガーヌR.S.トロフィー 新型全 17 枚

R.S.ベースのさらなる高性能モデル

ルノーは11月21日、新型『メガーヌR.S.トロフィー』(Renault Megane R.S.Trophy)を2018年12月、欧州市場で発売すると発表した。フランス本国でのベース価格は、4万4100ユーロ(約568万円)と公表されている。

新型メガーヌR.S.トロフィーは、新型『メガーヌR.S.』ベースのさらなる高性能モデルだ。新型メガーヌR.S.の直噴1.8リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、ターボチャージャーや排気系を中心にしたチューニングを行う。この結果、新型メガーヌR.S.トロフィーでは、最大出力300hp、最大トルク42.8kgmを獲得する。ベース車両に対して、パワーは20hp、トルクは3kgm引き上げられた。

チェッカーフラッグを模したライト

新型メガーヌR.S.トロフィーでは、「カップ」シャシーが標準だ。サスペンションは強化されており、トルセンLSDが組み込まれる。フロントのブレーキディスクには、複合素材を使用した。専用の19インチホイールに、ブリヂストン製の高性能タイヤを組み合わせる。

「R.S.ビジョン」とフルLEDヘッドランプも装備した。R.S.ビジョンはチェッカーフラッグ(市松模様)を模したデザインで、スモールランプ、フォグランプ、ハイビームとして機能する。ステアリング操作に連動して曲がる方向を照らすコーナリングライト機能も持つ。CシェイプのフロントLEDランプは、デイタイムライトやウインカーとしても機能する。ルノー・メガーヌR.S.トロフィー 新型ルノー・メガーヌR.S.トロフィー 新型

レカロ製のフロントシートは、アルカンターラ仕上げとした。トランスミッションはMTとデュアルクラッチの「EDC」が選択できる。4輪操舵システムの「4コントロール」によって、コーナリング性能を追求しており、狙った走行ラインを正確にトレースし、的確なステアリングと安定したロードホールディングを可能にするという。タイトコーナーでは俊敏さ、高速コーナーでは確かな安定性を発揮する。

さらに、ラリーのテクノロジーの「4HCC」を採用した。タイヤの路面への接地性を高め、高いレベルのロードホールディングを実現する。加えて路面突起や高速走行時の目地段差など、上下動に起因する走行中の衝撃も軽減しており、あらゆる路面状況で乗り心地を維持しながら、高水準のコーナリングを追求する。ルノー・メガーヌR.S.トロフィー 新型ルノー・メガーヌR.S.トロフィー 新型

走行モードや車内の環境をカスタマイズできる「ルノーマルチセンス」

走行モードや車内の環境をカスタマイズできる「ルノーマルチセンス」を搭載した。センターコンソールの7インチマルチファンクションタッチスクリーンの操作で、5つの走行モード、「コンフォート」「ニュートラル」「スポーツ」「レース」「パーソナル」を選択する。エンジンレスポンスやアクセルペダルマッピング、パワーステアリング、エンジンサウンド、4コントロールのレスポンスが変化して、走行特性を瞬時に切り替える。選択した走行モードに合わせて、車内照明のアンビエントライトの色や表示される情報、メーターの色や空調も同時にコントロールできる。

コンフォートモードは、エンジン出力やアクセルレスポンス、自動変速操作など、燃費を優先して制御する走行モードだ。ニュートラルモードは、快適性や安全性とエンジンサウンドのベストバランスを目指した。ESCの作動範囲も標準設定となる。スポーツモードでは、エンジン出力はレスポンス優先となり、パワフルなエンジンサウンドと路面感覚重視のパワーアシスト特性を発揮するスポーツ走行のためのモードとなる。レースモードは、サーキット走行を前提にESCはオフとなり、4コントロールの設定は俊敏性を優先した高速走行用に切り替わる。パーソナルモードは、先進運転支援システム(ADAS)も含め、ルノーマルチセンスの機能を好みに応じて設定できるカスタマイズモードとなる。

《森脇稔》

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