【F1】優勝経験者ロバート・クビサ、ウイリアムズの来季実戦シートを獲得…ラリーでの負傷を乗り越え復帰

クビサ(11月22日、F1アブダビGP) (c) Getty Images
クビサ(11月22日、F1アブダビGP) (c) Getty Images全 7 枚

英国の名門F1チーム、ウィリアムズは22日、来季2019年のレースドライバーとしてロバート・クビサの起用を発表した。クビサのF1実戦参戦は2010年以来、9シーズンぶりとなる。

クビサはこの12月で34歳になるポーランド国籍の選手。「クビカ」と表されることも多い。F1ドライバーになるのに有利とはいえない地勢の国の出身で、長身という不利要素も抱えながら、その才能と実績でチャンスをつかみ、2006年シーズン途中に当時のBMWザウバーからF1実戦デビューを飾った。

2008年カナダGPで初優勝(現段階でF1通算1勝)。2010年はルノーに移籍して戦った。しかし2011年2月に参戦したラリーで大きな負傷をしてしまい、そのキャリアは一旦途切れることに。

不屈の闘志で競技に復帰したクビサは、世界ラリー選手権(WRC)などに参戦、近年は次第にF1の周辺でも再びその名が聞かれるようになっていた。今季2018年はウイリアムズのリザーブドライバーに就任。そして来季2019年のレースシートを獲得し、9シーズンぶりとなるF1実戦復帰を果たすこととなった。

F1実戦復帰を発表するクビサ(11月22日、F1アブダビGP) (c) Getty ImagesF1実戦復帰を発表するクビサ(11月22日、F1アブダビGP) (c) Getty Images

なお、ウィリアムズのもうひとつの来季実戦シートに関しては、F1実戦デビューとなる英国籍の若手ジョージ・ラッセル(来年2月で21歳、今季FIA-F2で最終大会を前にシリーズ1位)の起用が既決で、発表済み。今季は最終戦を前にコンストラクターズランキング実質最下位が決定的な名門は、ラッセルとクビサという新ラインアップで、大不振からの脱却を狙う。

《遠藤俊幸》

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