車中泊の経験者は9割以上、環境向上のカギは施設増加とルール明確化 日本RV協会調べ

オートキャンプ場に停泊する車中泊ユーザー
オートキャンプ場に停泊する車中泊ユーザー全 19 枚

日本RV協会は、キャンピングカーおよび一般的なクルマのユーザーに「クルマ旅のスタイル」についての調査を9月18日から10月17日までの1か月間、Webアンケートで実施。93.4%の人が車中泊を経験していることがわかった。

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車中泊の頻度については、10回以上が全体の50%。また70.3%が以前に比べて車中泊の回数が増えたと回答。今回のアンケートはキャンピングカー非所有者も対象としていることから、車中泊を楽しむ流れはキャンピングカーユーザーにとどまることなく、一般的なクルマのユーザーにも広がっているようだ。

車中泊の場所については、道の駅が61.8%で最多となったが、宿泊地として最適な場所としては、トイレ・電源設備などが完備した車中泊公認の駐車場「RVパーク」が38.9%で1位。実態とのずれが生じており、本来であればRVパークに宿泊すべきと考えながらも、道の駅を選んでいるユーザーが多いようだ。また、車中泊で気になるポイントについては「安全」(35.2%)と「トイレ」(28.0%)が、必要なクルマの設備については「ベッド」(36.9%)と「電源」(33.9%)がそれぞれ上位に選ばれた。現在、車中泊環境も急ピッチに整備されているが、これらの結果がインフラ整備の大きな指針となりそうだ。

近年、急激に増加した車中泊だが、各地で問題を引き起こし、社会問題として取り上げられるケースもある。アンケートでは72.5%が車中泊をしていて不快感を感じたことがあると回答。その原因については、場所の占拠が45.3%でトップとなった。長期滞在、利用可能エリア以外への侵入、必要以上のスペース確保など、場所に関する問題で多くの人が不快感を感じているが、マナー違反のユーザーに声をかけたことがある人はわずか2.2%。なかなか声を掛けづらいというのが現状のようだ。

では、車中泊の環境を向上させるために必要なものは何かを聞いたところ、「公共の宿泊施設の増加」(41.3%)と「ルールの明確化」(31.5%)が上位にあげられた。「啓発活動」(8.7%)よりもルールの明確化が上位となっており、はっきりとした使用方法や決まり事を知りたいと感じているユーザーが多いことが分かる。クルマの旅については、86.3%がもっと多くの人に楽しんでほしいと回答。不快感の排除という形ではなく、改善を求め、クルマの旅の拡大を希望する人が多くいることは、今後の環境形成に大いに期待できる結果となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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