曲面カラーTFT液晶モジュール、三菱電機が開発…平面液晶と同等の視認性を確保

今回開発した技術を適用した曲面カラーTFT液晶モジュール(曲率半径800mm)
今回開発した技術を適用した曲面カラーTFT液晶モジュール(曲率半径800mm)全 1 枚

三菱電機は11月26日、耐環境性と内装に高いデザイン性が求められる自動車などの表示機器向けに、平面形状と同等の高い視認性と色鮮やかな表示を実現した曲面カラーTFT液晶モジュール(凹型)を開発、量産化技術を確立したと発表した。

平面形状と同等の表示性能を持つ曲率半径700mm以上1000mm未満の曲面カラーTFT液晶モジュールの量産化技術を確立した。製品ごとの曲がり具合のばらつきを考慮したパネルや、筐体設計によって効率的で安定的な生産が可能としている。

カラーTFT液晶パネルの製造から曲面ガラスの貼り付けまでを一貫生産することで、生産期間を短縮し、高い品質を確保する。

曲がり具合を考慮したパネルや筐体の設計によって白・黒均一性を確保する。上下左右176度という超広視野角、高輝度、高コントラスト比で、明るい場所でも高い視認性を実現した。167~190ppiの高解像度により、鮮明で多くの情報表示が可能という。

同社では今後、本格的な受注を開始する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  5. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る