ホンダ期待の精鋭が2019年の欧州戦線へ…松下信治がF2復帰、角田裕毅はF3挑戦

2019年FIA-F2に参戦する松下信治。
2019年FIA-F2に参戦する松下信治。全 5 枚

期待の精鋭ドライバーを支援、育成する「HFDP」=ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクトは26日、松下信治と角田裕毅、2名のドライバーに関して2019年の参戦計画を発表した。

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松下信治(まつしたのぶはる)は1993年生まれの現在25歳。2015~17年はFIA-F2(旧名のGP2時代を含む)に参戦し、毎シーズン、優勝を飾るなどしていた。シリーズ順位は17年の6位が最高。今季2018年は日本のスーパーフォーミュラに参戦したが、2019年は2シーズンぶりに“欧州戦線”のF1登竜門シリーズに復帰する。来季の所属チームは「Carlin」。

松下は「F2へのカムバックにあたり、多くの企業、みなさまにお力添えをいただきました。僕を信じて夢を託してくれた方々に心から感謝しています。僕自身の最大の夢を叶えるために、再びヨーロッパでの戦いに挑みます。このチャンス、必ずつかみ取る覚悟を持って全力で戦います」と意気込みを語っている。「最大の夢」とは、F1での成功だろう。

また、2018年のFIA-F4日本チャンピオンとなった2000年生まれの現在18歳、角田裕毅(つのだゆうき)は2019年のFIA-F3に「Jenzer Motorsport」から参戦することが決まった(2019年のFIA-F3は従来のF3欧州シリーズとGP3シリーズが統合されるかたちのシリーズとされ、FIA-F2同様にF1の欧州および欧州近隣ラウンドとの併催が基本となる見込み)。

角田は「来季から海外でレースをさせていただくことになり、身が引き締まる思いです。ホンダの育成選手として(F1参戦に必要な)スーパーライセンスポイントの獲得を目標に、今まで培ってきた経験や反省をフルに活かし、シリーズチャンピオンを目指して思いっきり戦ってきます」とコメントしている。

ホンダ系のドライバーにとっては、来季2019年からF1のホンダ製パワーユニット(PU)搭載チームが2つに増え、“席”が計4つになることもあり、F1という具体的な目標を従来以上に抱きやすい状況になったといえる。それでも道は相当に険しく、実際、同じ日(11月26日)に2019年のホンダPU勢のレースシートはすべて海外選手によって埋まった。とはいえ、2018年にスーパーフォーミュラとGT500の2冠王となった山本尚貴らも含め、今後もホンダ系ドライバーたちは切磋琢磨を続けていくだろう。

11月上旬に鈴鹿レーシングスクールに関する発表があった際、ホンダの山本雅史モータースポーツ部長は「来季のフォーミュラに関しては、思いきったラインアップにしたい」との意向を示していたが、松下のF2復帰という斬新に思える一手が早くも披露された。このシーズンオフ、ホンダ勢にはさらなる話題人事があるかもしれない。

《遠藤俊幸》

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