【光岡 ロックスター】創業50周年記念モデル…チームオロチで開発

光岡ロックスター発表
光岡ロックスター発表全 12 枚

光岡自動車は創業50周年を記念して新開発したオープンカー『ロックスター』の受注を12月1日から開始すると発表した。価格は469万8000~518万4000円で、限定200台を生産、販売するという。

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ロックスターはマツダ『ロードスター』をベースにしたオープンカーで、限定200台のうち、すでに光岡車ユーザーを対象にした先行受注で50台分が完売済み。まずこの50台分を2019年度中に生産し、残る150台分は2020年度、2021年度に各75台分を生産、販売する計画になっている。

開発責任者を務める光岡自動車の青木孝憲氏は11月29日に都内で開いた発表会で、「純粋で楽しさを追い求める姿は光岡自動車の象徴でもあり、お客様のことでもある。理屈も忖度もない純粋で楽しいロックスターを感じて頂ける方こそが本当のロックスターだと思っている」と開発に込めた思いを語った。

ロックスターはロードスターをベースにしながらも、その外観は従来の光岡車とも一線を画すほどのアメリカンなスタイルに仕上がっているが、青木氏は「光岡自動車にはBUBUというチャンネルがあり、そこではアメリカ車をずっと販売しているし、もちろんビンテージのコルベットなども実際に販売しているが、僕の中にあった気持ちと会社の歴史ともリンクして、それがストレートに出たというのが、今回のロックスターのデザインにつながった」と解説。

さらに「例えばコルベットを目指して、全く同じものを造ろうとかという意味合いではなくて、それとはまったく別のものとして自分の気持ちの中のものをずっと温めていたものを形にした」とも。

またロックスターの開発にあたっては「オロチのクレーモデラーを担当した方を始め、オロチを開発していた仲間が車両開発のマネージメントや部品の設計をしてくれた。光岡自動車から独立していった先輩方にも造形の手伝いや、構造検討をして頂き、いわばチームオロチのような格好で取り組んだ」ことも披露。

その上で「それがいつもの光岡自動車とちょっと違うぞというデザインの秘密がそこにある」と青木氏は明かしていた。

《小松哲也》

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