【BMW Z4 新型試乗】3世代目はかなり“攻め”の仕上がり…九島辰也

ヨーロッパ最西端で新型 Z4 に乗る

“M”要素てんこ盛りな「M40i」に試乗、だが最大の話題は…

『スープラ』の存在が見え隠れする

BMW Z4 新型
BMW Z4 新型全 32 枚

ヨーロッパ最西端で新型 Z4 に乗る

2018年夏のペブルビーチ・コンクール・デレガンスで発表された新型 BMW『Z4』に、10月の下旬ポルトガルの首都リスボン近郊で試乗してきた。

【画像全32枚】

BMWスタッフがどれだけポルトガルが好きなのか!というくらいこの地で昨今国際試乗会が行われている。もちろん、秋から冬にかけての天候や渋滞の少ない交通事情云々を鑑みれば、この選択はかなりグッド。さらに言えば、今回はオープンエアモータリング。ヨーロッパ最西端で大西洋の風を感じるルートにこのクルマがマッチするのは言わずもがなだ。

“M”要素てんこ盛りな「M40i」に試乗、だが最大の話題は…

BMW Z4 新型BMW Z4 新型
そのZ4はすでに日本でもファースト・エディションがBMWジャパンのHPで公開されている。限られてはいるがスペックもチェックできる。今回ステアリングを握ったのはまさにそれと同じで、モデル名は「M40i」となる。搭載されるエンジンは3リットル直6ツインパワーターボ。最高出力は340ps、最大トルクは500Nmを発生させる。0-100km/h加速は4.6秒だ。

このモデルは “M”の称号がついていることからもわかるように、エクステリアではM専用のチンスポイラー、リアスカート、ディフューザーなどのエアロダイナミクス・パッケージが装着される。ハードウェアではMスポーツブレーク、Mスポーツ・ディファレンシャルも見逃せない。要するにかなりてんこ盛り。

ただ、最大の話題はトップ。というのも従来型がZ折のメタルトップだったのに対しソフトトップが採用される。目的は軽量化による走りの向上。それとトランク容量アップとなる。開閉時間はおよそ10秒。時速50キロ以下なら走行中も稼働可能だ。

『スープラ』の存在が見え隠れする

BMW Z4 新型BMW Z4 新型
実際に走らせた印象だが、はじめに感じたのはクイックなステアリング。これはドライブモードで多少変化するが、全体的にこの傾向は強い。当然ボディもそれに対しリニアに反応し、スッと気持ちよく向きを変える。サスペンションもこれまで以上に硬め。ワインディングでは「しっかりコーナーを攻めてくれ!」とクルマから指示が発せられるようだ。そのときMスポーツ・ディファレンシャルがいい仕事をする。いつもより若干高めの進入速度でもクルッと回頭する様は、運転が上手くなったような気になるほどだ。

“スポーツ+”モードでのエキゾーストサウンドも新型の特徴。思いの外レーシーな音が辺りに響き渡る。そのとき、ドライバーズシートがエキゾーストノートを楽しむ特等席になるというわけだ。

といったのが今回のファーストインプレッション。3世代目Z4はかなり“攻め”の仕上がりに思えた。そしてその背景には、兄弟車となるトヨタ『スープラ』の存在が見え隠れする……。
BMW Z4 新型BMW Z4 新型

九島辰也|モータージャーナリスト
外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの"サーフ&ターフ"。 東京・自由が丘出身

《九島辰也》

九島辰也

九島辰也|モータージャーナリスト 外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。東京・自由が丘出身。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』など3車種1万台にリコール… 内装材が燃焼基準に不適合
  2. トヨタ、WEC富士でル・マン優勝車や新型スーパーカー『GR GT』を展示 9月25日-27日
  3. 人気ミニバンが2027年にも大進化へ! トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型は新開発1.5LエンジンHEVか?
  4. マツダ『ロードスター』次期型は1000kg級の軽さ追求、BEVも視野に
  5. 三菱『デリカD:5』約2万台にリコール…メーターが表示されない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 「発想が素晴らしい」ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」が話題に、「補助金回して」の声も
  5. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
ランキングをもっと見る