ポルシェ、ニュルブルクリンクを仮想走行…新型EVスポーツカーの開発に導入

ポルシェ・タイカン・クロスツーリスモの仮想プロトタイプ
ポルシェ・タイカン・クロスツーリスモの仮想プロトタイプ全 2 枚

ポルシェ(Porsche)は12月2日、新型EVスポーツカーの開発において、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースを仮想テスト走行できる技術を導入した、と発表した。

ドイツ・ニュルブルクリンク北コースは1周20.8kmだ。狭いコースに荒れた路面、次々と現れるコーナーなど、厳しいサーキットとして知られ、多くの自動車メーカーが新車開発の舞台として、ニュルブルクリンク北コースで走行テストを行っている。

ポルシェが導入したのは、ニュルブルクリンク北コースを仮想テスト走行できる技術だ。ポルシェはこの技術を、ブランド初の市販EV『タイカン』の派生モデル、『タイカン クロスツーリスモ』に取り入れた。

ポルシェはタイカン クロスツーリスモのプロトタイプ車両が完成するまでのおよそ7か月、ニュルブルクリンク北コースで仮想テスト走行を行った。ポルシェによると、これによって開発期間の短縮や効率化が可能になるという。

すでにタイカン クロスツーリスモの仮想プロトタイプは、ニュルブルクリンク北コースを1000万km以上バーチャル走行した。ポルシェは、ニュルブルクリンク北コースで実車が8分弱のタイムを達成する上で、重要な電気エネルギーマネージメントにとくに重点を置いた、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
  3. アキュラが新型EV『RSX』プロトタイプを発表…新世代ホンダEVプラットフォーム
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る