エヌビディア、映像から仮想世界を構築する技術を開発…自動車ゲームに応用も

エヌビディアが開発した映像から仮想世界を構築する技術を応用した自動車ゲーム
エヌビディアが開発した映像から仮想世界を構築する技術を応用した自動車ゲーム全 1 枚

エヌビディア(NVIDIA)は12月3日、現実世界の動画でトレーニングしたモデルを使って、開発者が完全に人工的でインタラクティブな3D環境をレンダリングすることを可能にするAI(人工知能)技術を発表した。

仮想世界のあらゆるオブジェクトは、個々にモデルを生成する必要があり、それにはかなりの時間と費用がかかる。これに対して、エヌビディアの新技術は、現実のビデオから自動的に学習するモデルを採用して、建物や樹木、車両などのオブジェクトをレンダリングできるのが特徴だ。

エヌビディアによると、この技術によって、ゲームや自動車、建築、ロボティクス、VR(バーチャルリアリティ)のための仮想世界を迅速に構築できる可能性が生まれる。エヌビディアは25年間にわたって、インタラクティブなグラフィックスを生成するための新しい方法を生み出してきたが、ニューラルネットワークを使った手法は、今回初めて実現したという。

この技術を応用した成果のひとつとなるのが、シンプルなドライブゲームだ。このゲームでは、参加者が都会のシーンを走行することができる。あらゆるコンテンツは、従来のグラフィックスエンジンで生成された3Dワールドのスケッチを動画に変換するニューラルネットワークを使って、インタラクティブにレンダリングされる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る